第84話
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更には先を阻む扉を破壊しながら先を進んでいくとシャーリィが待ち構えていた。
「アハハ、こうして話すのは”初めまして”になるかな〜、皇太子さん。」
「……ゥルルル………」
呑気に話しかけたシャーリィに対して――――――は唸り声を上げてシャーリィを睨んでいた。
「そっちの騎神――――――確か名前は”テスタ=ロッサ”だっけ?シャーリィの得物と同じ名前だから、皇太子さんとは縁があると思ってたんだけど、これはこれで面白い展開だと思わない?」
「ァァァアアアアアアア――――――ッ!!」
好戦的な笑みを浮かべたシャーリィの問いかけに対して――――は咆哮を上げて全身に膨大な瘴気を纏ってシャーリィを睨み
「アハハ、そうそう!その調子で、もっと見せてよ、”呪い”によって得た”力”を!」
―――の様子を面白がったシャーリィは―――との戦闘を開始した!
〜Bルート〜
一方その頃準備を整えたオリヴァルト皇子達が部屋に突入すると青年の声が聞こえてきた。
「―――君達にはつくづく驚かされるよ。」
「てめえらは……」
「……一応オーロックス砦以来になるな、ジョルジュ。」
「”星杯”の時はロクに話せませんでしたね。」
「そちらがトールズを離れて以来か……はるか昔のような心地だが。」
「ああ、その眼差し―――そして尋常ならざる気配。」
「プリネ皇女殿下達に撃破された例のヤツ、修理して連れてるんでしょ?ジョルジュ。」
青年の声を聞いて仲間達と共に立ち止まって声の主である青年――――――ゲオルグとその隣にいるレクター少佐と対峙したアッシュは二人を睨み、クロウとエリオット、ユーシスとガイウス、そしてサラは真剣な表情でゲオルグに話しかけた。
「――――――」
するとゲオルグは自身の背後にナグルファルを召喚した。
「ゲオルグです――――――サラ教官。これは”ナグルファル”。地精としての僕の得物ですよ。」
サラの自分への呼び方を訂正の指摘をしたゲオルグは戦闘の構えをし、レクター少佐も得物を構えるとオリヴァルト皇子達もそれぞれ得物を構えた。
「……先輩。一つ聞かせてください。一体いつから貴方が”ゲオルグ”だったのか。」
「……っ……」
エリオットの指摘に対してゲオルグは息を飲んだ。
「貴方はクロウ先輩の死を心の底から哀しんでいた……そんな立場なら内戦の時に幾らでも介入できたでしょうに。」
「なのに全てにおいて後手に回り、クロウの葬儀で帳尻を合わせた……」
「そのあたりが境目と俺達は睨んでいるが、どうだ?」
「…………………」
マキアスとガイウス、ユーシスの指摘に対してゲオルグは反論せず黙り込んでいた。
「君達……そこまで見抜いていたのね。」
「へっ、中々やる連中を集めたもんだな。」
「ハハ、これも全て彼ら自
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