暁 〜小説投稿サイト〜
ドラえもん のび太の転生ロックマンX(若干修正版)
シャイニング・タイガード
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エリアは死んだ魚が大量に浮いて腐敗臭が立ち込めていた。河原の陸地を見ても水を飲んで死んだと思われる野生動物の死体がいくつか見える。

「どうしてこんなひどいことに・・・・・・・」

「タイガードの仕業だ。ジャングル全体を要塞化するために至る所を機械化の影響で汚染水が流れて川を汚し、その近くの環境を悪化させ、動物が住めないようなところへと変えてしまったんだ。」

「あのワニたちは、ここに住めなくなってさっきの場所まで逃げてきたのね。それでも環境が徐々に汚染されて食糧であった魚もどんどん減って・・・・・・・」

「ワニさん可哀そう・・・・・・・」

エックスは最深部から少し離れた川岸に船を止め。そこからジャングルへと入って行った。

本来なら聞こえるはずの野生動物たちの鳴き声も全く聞こえない。

「すごく静かだね。」

「逆に薄気味悪いぜ・・・・・」

「このジャングルの動物たちも環境の汚染で住めなくなったんだ・・・・・」

エックスは近くの木の枝を取ってみると枝はボロっと崩れる。見た目は普通のジャングルにも見えなくはないが既にこの辺一帯は死の世界へと変わり果てているのだ。

「タイガード・・・・・今まで守ってきた自然をこうも簡単に破壊してしまうなんて・・・・・・許せない。」

一同が歩き続けると奥から奇妙な声が聞こえ始める。

『・・・・・クス、・・・・・エックス。』

「なっ、なんだっ!?」

「ま、まさか、動物の怨霊とか!?」

ジャイアンとスネ夫は思わず顔を青くする。しかし、エックスは動じることなく枯れた茂みの中へと入りこむ。

「あっ、のび太!?」

全員心配してついて行くがそこにはカプセルがあった。

「あっ!パワーアップパーツのカプセル!」

カプセルが開くとライトが姿を現す。

「ライト博士!」

『エックス、ここではパワーアップしたアームパーツを授けよう。前回のダブルチャージショットを広範囲で展開に撃てるよう両腕をクロスすることによって「クロスチャージショット」を撃つことができるようになる。じゃが、広範囲に撃てるようになった分、反動が大きくなり、撃つ速さが遅れてしまうという欠点がある。使い方には気をつけるんじゃぞ。』

「はい。」

『それとラッシュ。お前のデータを追加ロードする。カプセルに入りなさい。』

『ワン。』

ライトに言われるとラッシュは素直にカプセルに入る。そしてエックス同様に何か起きたかと思って見てみたが特に何も変化はなかった。それとは反対にエックスの両腕には新たなアームパーツが付けられている。

「これが新しいアームパーツか。」

『ちなみに今回は各パーツ用に特殊な強化チップを用意しておいた。』

「強化チップ?
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