暁 〜小説投稿サイト〜
ドラえもん のび太の転生ロックマンX(若干修正版)
シャイニング・タイガード
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グルに本格的に入る。ここの野生動物たちは外部から来たものに敏感だから、動物を見てもできるだけ大きな声は出さないようにしてくれ。ワニが集団で襲ってきたときは俺とマーティで撃退するから。」

「怖いなぁ・・・・・」

玉美は船の上から川の水面を見る。少し濁って底が見えないが明らかに何かいそうで気味が悪い。

「ジャイアン、自動操縦だから心配はないと思うけど万が一ってことがあるから目を離さないでくれよ。」

「わかってるって!この俺が二度も三度も同じヘマをするかってんだ!」

ジャイアンは前を見ながら言う。

しばらく進んで行くと野生のワニの集団が船を囲み始めた。

「予想外に集まってきたな・・・・・・」

エックスはあらかじめ用意しておいた囮の餌である肉塊をワニの集団から少し離れたところへと放り投げる。するとワニたちは一斉に肉に向かって行った。

「みんな一斉に行ったわ。」

「うん。今のうちにできるだけ奥に進もう。」

しかし、安心したのも束の間。ワニたちはまた船の方へと戻ってくる。

「もう、戻ってきたわ!?」

「くっ。」

エックスは今度はもう少し遠めに肉を投げる。ワニたちは餌を求めるべくまた一斉に肉の方へと向かって行ったが五分もしないうちにまた船を包囲していた。

「一体どうなっているんだ!?いくら何でもこんなにすぐ戻ってくるなんておかしいだろ!?」

エックスはそれから何度も肉を放り投げる。そのたびワニの群れは船から離れては戻ってきて、離れてはまた戻ってきた。

「まずいな・・・・・・・肉のストックがなくなってきた。このままだと帰りに逸らすための分がなくなっちゃうぞ・・・・・・」

「お兄ちゃん。」

「あっ、ごめんね。今取り込み中だから・・・・・・」

「さっきから川の色がおかしくなってきているよ?」

「えっ?」

玉美に言われてエックスは川の水を見てみる。確かに出発してきたときとは違い川の水の色はおかしいと言えるほど赤黒く濁っていた。それどころかジャングルの方を見てみると葉が枯れかけているように見えた。

「これは一体・・・・・・」

「見て!ワニたちが戻って行くわ!」

しずかに言われてエックスは船の後部をみる。先ほどまでしつこく付いてきたワニの集団が嘘のように船から離れて行っていた。

「・・・・・もしかすると・・・・・」

エックスは川の水を手ですくってみる。手はベットリとした何かが付着し、明らかに川が汚れていることがわかる。

「これは・・・・・・重油?ジャングルの奥でこんなものが!?」

「あのワニたち、ひょっとすると住処を追い出されたんじゃないの?」

マーティが言うのも尤もだった。既にエックスたちが船を進めている
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