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ドラえもん のび太の転生ロックマンX(若干修正版)
フローズン・バッファリオ
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んで耐寒性持たせてくれたから!!」

「そ、そうか。」

二人はそう言いながら街の中を歩いて行く。

凍り付いた床は滑りやすくなっていたものの、ダッシュする際には勢いがつくので気をつけて行けば移動がスムーズなものだった。

ダッシュでビルの壁に飛びつくとエックスはすぐ上から声が聞こえた。

『エックス・・・・エックス・・・・』

「!?この声は・・・・・」

エックスは、マーティを引っ張りながら壁をよじ登る。そして、建物の奥へと進むとカプセルがあった。二人がカプセルの前に立つとライトが姿を現した。

「ライト博士!」

『エックス、どうやらまた戦いが始まってしまったようじゃな。』

「はい。」

『前回のハッキング事件の時は突貫工事でアップデートしたアーマーしか渡せなかったが今回はヴァージョンアップした新しいアーマーを授けよう。』

「ありがとうございます。」

『このカプセルには前回から更に性能を高めたフットパーツを預けよう。このフットパーツは前回のエアダッシュを頭上にも移動できるようになった「ヴァリアブルエアダッシュ」が使用できるようになっておる。』

「上にもですか?」

『うむ、敵から逃れられないときはこれによって緊急回避することも可能じゃ。それとマーティ・・・・』

「えっ?アタシ?」

ライトに言われてキョトンとするマーティ。

『君にもサポートメカを与えようと思う。まだ完全ではないがエックス同様にすべてのカプセルを見つければ完成するはずじゃ。』

「サポートメカ?」

カプセルからライトの姿が消えるとカプセルから何かが出てきた。一見するとわかりづらいが狼や犬に見えないこともない。

『ワン、ワン!』

犬型メカニロイド?は、吠えながらマーティの方へと歩いてきた。

「何?このメカニロイド?」

『それは、“ラッシュヤークト”。わしがかつて作ったラッシュの後継機で君をサポートするために作ったんじゃ。生憎まだすべての機能が使える訳ではないが君のサポートをしてくれるはずだ。』

『ハッ、ハッ、ハッ、ハッ。』

ラッシュと呼ばれたメカニロイドは尻尾を振りながらマーティの前に座る。その間にエックスはカプセルに入ってフットパーツを装着した。

「では、博士。俺たちは急いでいるんで。」

『今回のアーマーは前回の物に比べれば強力じゃがそれに反して癖が強くなってしまっておる。気をつけて使うんじゃぞ。』

「はい!」

『ラッシュ、2人を頼んだぞ。』

『ワン、ワン!』

ラッシュは、嬉しそうに二人の周りを走る。

「・・・・・・もう、邪魔なんかしたら捨てちゃうんだからね。」

『クゥウン・・・・・・』

「冗談よ、冗談。」
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