第四十三話 新たなモデルV
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感じたことのあるプレッシャーにヴァンは表情を歪めながら前進する。
勿論、襲い掛かるイレギュラーを返り討ちにしながらだが。
奥へと進むと、見覚えのある物を発見した。
「モデルV…」
セルパンが掘り起こしたモデルVと比べれば一回り小さいが、このプレッシャーは忘れようがない。
「やっぱりセルパンが掘り起こした物だけじゃなかったか…ラグナロクの破片は世界中に降り注いだ…」
「当然、それを基にしたモデルVも相応に存在する」
「…セルパンが掘り起こしたモデルVは…その一部でしかないわ」
聞き覚えのある声に振り返ると、そこにはプロメテとパンドラがいた。
「久しぶりだな、破壊神のロックマン。大活躍じゃないか」
「あの男も…あなたを警戒して動き始めたわ」
「そうか、それは良いことを聞かせてもらったな…お前達もここで倒されるか?」
オーバードライブを発動し、プロメテとパンドラを睨みつけ、セイバーを構えるヴァン。
「フン、それは出来ない相談だ。俺達には目的があるんでな」
「あなたに発見された以上…ここのモデルVは諦めるわ」
「逃がすか!!」
チャージセイバーが繰り出されるが、プロメテとパンドラは飛翔してそれをかわす。
「そう焦るな、お前がイレギュラーを狙って暴れてくれているおかげで俺達の予想よりも早く事が進みそうだ。いずれあの男が姿を現した時、俺達の野望を完遂した時、呪われた者同士による最高の宴をしようじゃないかぁっ!!」
「また…会いましょう」
二人はこの場を去り、ヴァンは舌打ちすると休眠状態とモデルVを見つめる。
「………チッ、まあいい…このモデルVを破壊するか」
チャージセイバーを繰り出してモデルVを破壊するヴァン。
バラバラになったモデルVを念には念を入れて更に攻撃を加えて粉微塵にする。
「……脱出するか」
入ってきた場所に戻ると足に力を入れて大きくジャンプして壁蹴りを駆使して脱出する。
「…………」
アッシュはヴァンが入っていった穴を凝視していた。
「おい、アッシュ。危ないぞ」
「ニコル、でもさ…助けてくれた人がこのまま帰ってこなかったら嫌じゃない?」
「それはそうだけどな…」
「それにしても凄かったよなぁ、さっきの人!イレギュラーがバッサバッサ斬っていく姿なんて痺れたぜ!!」
「ラザラス…まあ、確かに格好良かったよな…正にヒーローって感じ…少し怖いけどさ」
アッシュの同期のハンター見習いであるニコル、ラザラス、レッドもヴァンの飛び込んだ穴を見つめるが、次の瞬間にヴァンが飛び出したことで尻餅を付いた。
「「「「うわあっ!?」」」」
「よっと…何してるんだ尻餅を付い
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