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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
童話作家A/キラキラ輝く笑顔の王妃
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「知ってますね。においフェチなマルタさんを連れた強面の…。」
「そう、その人だよ。」

どうやらこのマリーのマスター。俺の噂を友人である仁さんから聞いていたらしい。

「へー、仲いいんすね、えーと…」

「ごめん。自己紹介がまだだった…俺は武田 広海(たけだ ひろみ)。横浜のホテルタウンでカウンセラーをやってる。」

そう言いながら、彼は名刺を渡してきた。
そこには確かに『ホテルオーシャン・ビヨンド カウンセラー武田 広海と書かれている。』

「んじゃあ俺も、こういうもんです。」

一応社会のマナーとしてこちらも名刺を渡す。

「姫路町…あのホテルを中心にして出来上がった町だね?」
「まぁはい。それも仁さんから聞いたんですか?」
「いや、評判のイイbarがあるって噂を調べてたら見つけたんだ。いつか行ってみようかと思って。」

おすすめはする。マキさんほんとやべーから。
ただこの人のサーヴァントにはおすすめしない。
だって来たら多分浄化されるぜあのbar
悪属性のサーヴァントが集まる危険な香りのする所が何故かお花畑になりそうだもん。
で、そのサーヴァントはというと

「ねぇ刑部姫さん!姫路町ってどんなところなの?私行ってみたいわ!」
「刑部姫さん!私も折り紙折ってみたいの!教えて頂戴な!」
「刑部姫さん!東京には何しにきたの?デートかしら?」
「まぁ!刑部姫さん絵も上手なのね!私も描いてもらっていいかしら?」
「刑部姫さん!今度一緒にイルカショーに行きましょう?次はあなたとジャンヌ。そして私の三人で悪者を倒すの!」

質問攻めされまくって死んでた。
相変わらず握られた手は離されておらず、逃げることはできなかったんだろう。

「鶴…鶴折ったげるから離して…。」
「マリー、そろそろ離してあげたらどうだ?」

マスターにそういわれ、マリーはおっきーから手を離す。
自由になったおっきーは普段からは考えられない素早さで逃げると、俺の背中に隠れた。

「おかえりおっきー。」
「無理!あの真っ直ぐな瞳は何!?穢れを知らない瞳!!姫無理!あんな綺麗な目と目合わせたら失明しちゃうから!!」

正真正銘のお姫様には敵わないみたいだな。
そんなマリーはおっきーと目を合わせようと、俺の後ろを覗き込もうとする。

「刑部姫さん!もっとおはなししたいの!」
「姫はもういいです!!!」

「マリー!もうそろそろやめといた方が…」
「あ、いいっすよ。面白いんで。」
「まーちゃん!?」

好奇心旺盛なマリー。
彼はマリーを止めようとしたがなんか面白いので続けさせることにした、
さて、日は暮れちゃったし今日はもうアンデルセン探しは諦めよう。
手頃なホテルでも探そうか。


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