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銃弾の幻想歌
良く分からなかったので話し合いをしました。途中で人物乱入してきました。
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行方不明になった女の子だ?」
「……!そうだ…きみたんは!?きみたんは大丈夫だったのですか!?」
今まで何事も落ち着いていた莉理亜だが、喜美田頼子のことが心配になったのか必死になって俺に食いついてきている。
「あぁ。喜美田さんは大丈夫だったよ。……逆に君のことを心配して泣いていたよ。
『あたしのせいだ。あたしのせいで…りりあんは…』って。」
「もう。きみたんは昔から泣き虫な、自意識過剰なんだから。」
そう呟いて床にへたり込んでしまった莉理亜は、声を出さずに泣いていた。
「……ところでミア。ずっと前からいるだろ。」
そう、キリナは何も見えない空間に言った。
「ちぇ。折角、僕の教え子の青春を静かに見守ってやろうと思ったのに。…ちょっと場違いで誰も言わないから言うけどそこの君!記憶力凄すぎでしょ!」
そう言って透明な空間から出てきた白髪で長い髪をハーフツイン(って言うのかな……)の髪型をした『ミア』と呼ばれた、またまた美少女が現れた。そして確かに俺は記憶力が他人(ひと)とは桁違いだ。
「ミ、ミア様?」
そう言って顔をあげた莉理亜のまだ涙が残っている目をそっと拭いて
「大丈夫かい?初めての弟子が心配で僕、あとをつけてきちゃったよ。」
そう言うとにっと笑って莉理亜の頭をなでて莉理亜から離れていった。次は何処に行くのかと思ったら、キリナのところへと歩いて行った。
「キルスティーナァ〜何処であんな可愛い子見つけたのかい?出来れば僕の玩具としてもらいたいんだけどぉ〜」
「嫌だな。それにミコトはわらわの弟子なんじゃ。」
「…ふぇ〜キルスティーナにもついに弟子が出来たのか。それはまたまた興味深いねぇ。ますます奪いたくなってくる。」
そう言ってキリナから離れていき、俺のほうにやってきた。何やら俺のことについて口論していたように見えたのは俺だけか?
「ふぅ〜ん。君もりりあんみたいに表文明から来たんだね。ね、仲良くしてよ。あっ…そういえば名乗っていなかったね。僕の名前はラミアツェカ・ユリカナーフィアンネ。ラミアツェカが僕のファーストネームだよ。よく愛称でミアって言われるよ〜よろしくね!ミコト君。」
何故か『ミコト』と呼ばれたとき、俺の背筋がぞわっとしてミアからなにか俺を操ってやろう。と言う何とも言えない殺気が刹那、流れた。しかし、背筋に流れた殺気はすぐに消え失せた。
その夜、俺は皆が寝た後(皆と言ってもキリナと莉理亜とついでにミアだけで皆部屋はバラバラなのだが)どうも寝付けれなくて外へ出た。外に出たら満月でとても綺麗だった。ふと屋根のほうを見ると赤茶色の長い綺麗な髪の毛が風に乗ってなびいていた。
とても綺麗で時間が過ぎるのも忘れて見入ってしまった。ふと、彼女がこっちを見て、
「ん…?ミコトか?いるのなら声をかけてくれよ。」
そう。俺が見
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