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戦姫絶唱シンフォギア〜響き交わる伴装者〜
第31節「愛の力」
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ッ!)

高速で未来の周囲を旋回する純。
ボードが立てた波は、やがて水の壁となり、竜巻となって未来を包み込んだ。

「大人しくしてもらうぜッ! 未来ッ!」



〈Splash×サイクロン〉



上空へと巻き上げられ、哨戒艦の甲板まで飛ばされる未来。

クリスも哨戒艦に戻ってくると、ミサイルポッドを展開した。

「硝煙が香る薬莢レイン サーカスを踊れ──ッ!」

〈MEGA DETH PARTY〉

甲板から起き上がり、飛んでくるミサイルを避けよう再び空へ向かう未来。
しかし、クリスは未来の頭上へとジャンプし、ガトリング銃で攻撃。

打ち落とされた所にミサイルが次々と命中し、未来は動きを止めた。

「解き放てぇぇぇぇッ!」
(よし、今なら──ッ!)

着地したクリスは、倒れている未来の傍へ駆け寄る。
純も甲板へと上がり、二人で未来のギアを外そうと手を伸ばした、その時だった。

『女の子は、優しく扱ってくださいね。乱暴にギアを引き剥がせば、接続された端末が脳を傷つけかねませんよ』
「「……ッ!?」」

割り込んできたウェルの言葉に、二人が躊躇ったその一瞬で未来が起き上がる。

未来がアームドギアを構えると、先端の丸鏡にクリスと純の姿が映る。
そしてメイスは扇のように広がると、円を得げくように配置された丸鏡からビームを乱射する。

「避けろッ! 二人ともッ!」
「くッ!」



〈閃光〉



かろうじて避けた二人は、未来から距離を取る。

「なんだ、そのちょせぇの!」
「…………」

未来はアームドギアを収納すると、両手両足を少し開いたポーズを取る。

膝のパーツが折り畳まれて変形し、未来の身体を中心に輪のような鏡を形成。
その姿は神々しさを感じさせるものの、彼女を動かしているそれは凶々しく歪められた感情(モノ)であり、輝きを操る力でありながらも何処か屈折した不気味さを感じさせる。

逃げようとするクリス。しかし……すぐ後ろには調が居る。
この一撃を避けるわけにはいかない。

「く……ッ」

そして、歪みの旋律が紡がれ始めた。

「閃光…始マル世界 漆黒…終ワル世界 殲滅…帰ル場所ヲ 陽ダマル場所ヲ──」
「デェェェェェスッ!!」

充填される紫色の光が、どんどん強くなっていく。

「だったらぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

クリスの腰のパーツが開き、周囲にリフレクターが展開された。

「返シテ…返シテ… 残響ガ温モル歌──」

〈流星〉

「リフレクターでぇッ!」

リフレクターが集束された直撃を、リフレクターで受け流す。

弾かれたビームは後方へと散り、徐々に艦艇を破壊していく。

「指をす
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