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ヘタリア学園
第四百三話  これはかなり

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第四百三話  これはかなり
「で、俺はネタ担当かよ」
 ブラックに決定したフランスはかなり不満そうでした。どうもブラックについて何かと思うところがあるようです。
「ダッシュ豪快なんだな」
「ああ、それとね」
 アメリカが開き直りかけている彼にさらに言います。
「風邪に備えて毎日乾布摩擦してあとは」
「まだあるのかよ」
「額をできるだけ広く見せてね」
「・・・・・・待て」
 流石にこの注文には顔を強張らせます。
「額広く見せるって何だよ!俺がハ○みてえじゃねえかよ!」
「あれ、違うの?君の国ってそういう人かなり多いじゃない」
「そりゃ目の錯覚だ」
 無理矢理こういうことにしました。確かにフランスのお家はドイツと並ぶ眩しい国ですが。なおこれは人によっては指摘されると死ぬ程怒ります。
「っていうか青だってやばいだろうがよ」
「僕は髪の毛は全然平気あるぞ」
「ちっ、何で俺が」
「いいじゃねえか。人気あるからよ」
 イギリスがふてくされるフランスに対して言います。
「かっこよすぎるって言ってみな。あと人生においてそれが何の意味がある?とかよ」
「じゃあダンスの時は満面の笑顔見せてやるよ」
 こうして居直って実際にやってみると子供達には。
「あはは、ブラックの笑顔笑っちゃうよね」
「皆から踏まれてるよ。かっこよすぎる」
「やっぱりネタ担当じゃねえかよ」
 かくしてネタ要員となってしまったフランスなのでした。


第四百三話   完


                                  2008・10・19


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