第六幕その一
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第六幕 日本のビーチ
先生はこの時八条町のビーチに動物の皆と一緒にいました、青い海と晴れ渡ったお空に白く輝く砂浜と見事な雲達も見えます。
そして水着姿の子供や若い男女が明るく遊んでいます、ですが先生は海やお空は見ていても人は見ないで。
海の家でカレーライスを食べています、スーツにネクタイそれに革靴という恰好で海の家にいるとです。
動物の皆が笑って先生に言いました。
「何か場違いだね」
「スーツでこうした場所にいるとね」
「日本では季節的にもね」
「決定的に違うね」
「先生以外だと」
「僕は基本スーツだからね」
見ればブレザーも脱いでいません。
「だからだよ」
「この季節の海でもだね」
「先生はスーツだね」
「スーツ姿でいて」
「それでカレーを食べているんだね」
「この海の家で」
「そうだよ、これはアフリカでもだったしね」
日本より暑いあちらでもというのです。
「だからだよ」
「今もだね」
「スーツなんだね」
「スーツ姿でいて」
「そしてだね」
「カレーを食べているのね」
「カレーを食べて」
そしてというのです。
「ラーメンも食べたいね」
「そっちもだね」
「この海の家で食べるのね」
「ラーメンも」
「そっちも」
「そうするよ、海の家にいると」
それならというのです。
「どうしてもそうしたものが食べたくなるね」
「あと焼きそばも」
「何かこう味の濃いものがね」
「どうしても食べたくなるわね」
「夏の海では」
「そう、だからね」
それでというのです。
「ラーメンも食べるよ」
「それで何ラーメンかしら」
ガブガブは先生にこのことを尋ねました。
「一体」
「ラーメンといっても色々だよね」
「そうなのよね」
チープサイドの家族もこのことについてお話します。
「醤油ラーメンとか塩ラーメンとか」
「味噌ラーメンとか豚骨ラーメンもあるし」
「関西は基本醤油ラーメンかな」
こう言ったのはチーチーでした。
「関西の薄口醤油を使った」
「京都や和歌山が有名で」
老馬はラーメンというとこの地域を思い出しました。
「あと奈良は天理ラーメンってあったね」
「大阪でもよく食べるし」
ダブダブは関西の中心のお話もしました。
「神戸でもでね」
「それで関西のラーメンっていうと」
まさにと言ったトートーでした。
「やっぱり醤油ラーメンかな」
「北海道のラーメン美味しかったね」
このラーメンのことはホワイティがお話しました。
「今思い出しても」
「それで九州だと豚骨だったね」
ジップはこちらのラーメンを思い出しました。
「そういえば」
「それでこの海の家では何ラーメンを食べるか」
「ちょっと
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