告白
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の優しさに私は思わず、涙を流しながら出久と同じ高校に行きたいと言い、両親は受け入れてくれるのだった。
出久side
泣き出した美琴ちゃんの事を両親とおばさん達に任され、僕は美琴ちゃんを誰もいないベランダのベンチに連れていく。
「ごめんね。美琴ちゃんの事を考えたら、なかなか言い出せなかったんだ…」
「別に良いよ…でも今度からはちゃんと相談してね…」
「うん。」
僕と美琴ちゃんの間になんと無く気まずくも、心地よい雰囲気が流れる。
(ああ。やっぱり僕は美琴ちゃんの泣き顔は見たくないな。出来れば僕の横でずっと笑っていて欲しい。…そうか僕は美琴ちゃんの事が好きなんだ。よし!!断られるのは怖いけど言おう。)
「み、美琴ちゃん…聞いて欲しい事があるんだ。」
「何?」
泣いていた為、若干赤い瞳で僕を見る美琴ちゃんに、僕は勇気を振り絞る。
「僕は美琴ちゃんの事が好きだ。僕の彼女になって、僕の隣に居てください。」
「えっ?本当に?」
「うん。」
僕がそう告白すると、みるみる美琴ちゃんの瞳に涙が溜まり、泣き出す。
「え、えっ?そんなに嫌だった?」
「ち、違う。此は嬉し涙…私も出久の事が大好きだよ。私で良ければ彼女にして下さい。」
こうして僕達は恋人になり、そっとどちらからともなくキスをするのだった。
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