お爺ちゃんとの模擬戦
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出久side
美琴ちゃんと出会ってから4年が過ぎ、僕は虹の死ぬ気の炎と夜の炎を、お爺ちゃんの様に自由自在にとは行かないけど扱える様になり、体力と地力も大分ついてきた。
美琴ちゃんの方は雷撃が全く効かないランボさんが、相手をしており、今は雷撃の威力並びに制御の向上と雷と晴れの死ぬ気の炎の練習をしていた。
それで今日は修行の成果を確かめると言うことでお爺ちゃんと戦う事になっていた。
「おい、ツナ。分かってると思うが。」
「大丈夫だよ。此はあくまで出久達が何処までヤれるか見る為のものだから本気は出さないよ。」
「分かってるなら良い。お前が本気を出せば、今のコイツらでも瞬殺だからな。でもだからって負けたらジックリネッチョリ鍛え直してやる。」
「そ、それはやだな。でも例の件を考えれば俺が二人の相手をするのが合理的だからね。」
「分かってるじゃねえか。なろ頼んだぞ。」
お爺ちゃんはリボーンさんと何やら会話をしてから、何時ものグローブを着けながら近付いてくる。
「二人とも準備は良いかい？」
「うん!!」
「何時でも大丈夫です!!」
「それじゃあ始めようか。」
お爺ちゃんはそう言うと同時に、纏う空気をガラリと変え、額とグローブに大空の炎を灯す。
それを見た僕と美琴ちゃんも個性を発動させる。
先に動いたのは美琴ちゃんだった。
素早くコインを三枚取り出すと、時間差をつけながら扇状に雷撃で加速させながら放つ。
「レールガン!!」
並のヒーローやヴィランなら反応すら許さない攻撃だが、生憎相手は並ではない。
素早く反応し、放たれたコインを難なく回避し、美琴ちゃんに近付こうとしてくるが、其を僕が迎撃する。
だが相手はイタリアNo.１ヒーローである。
技量と経験の差で、徐々にだが対応出来なくなってくるが、そのつど美琴ちゃんからの援護を受けて、何とか食らいつくが、一発良いのを貰い、吹き飛ばされるが、何とか体勢を立て直す。
その隙を美琴ちゃんが雷撃を放ち、お爺ちゃんの追撃を防ぐ。
まあお爺ちゃんが本気を出せば、問題なく突破されるだろうが、今回はあくまで特訓の為、してこない。
「やっぱり強い。」
「うん。けど今日こそはナッツを使わせるわよ!!」
「うん。」
美琴ちゃんの言葉に頷きつつ、懐から入江おじさんが僕の為に作ってくれた匣を取り出す。
「開匣!!虹の鷹(アルコーバレノ・ディ・ファルコン)!!行くよ、コハク!!」
「ピュアー!!」
「じゃあ私も!!開匣!!雷狼(エレットロ・ルーポ)!!お願いね、ウォルフ!!」
「ウォン!!」
僕と美琴ちゃんはそれぞれ自身の相棒であるアニマル兵器を出す。
「コハク、アタック・ディ・テ
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