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神機楼戦記オクトメディウム
第7話 千影と決闘士:後編
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った。
「これが鏡神ヤタノカガミのとっておきの技、『ミラージュステルス』。光の反射を操作して残像を無数に展開しつつ、瞬時に敵との距離を縮める能力よ」
 答えを教えた千影は、忍らしく無駄のない的確な画竜点睛を行う。零距離から、一気に敵に苦無を突き立てたのであった。
 その一撃は、マタタビノツワモノの大邪の力の根源の核を寸分違わぬ狙いで射貫いていたのであった。そう、この瞬間にたまは邪神から解放される事となったのだ。
 勝負にケリを着けた千影はその状態から決して驕る事なく言うのであった。
「あなたと私はほぼ互角だったわ。違ったのは神機楼の性能だけ。だから……胸を張っていいわよ」
 その敵の言葉を聞きながら、たまは満足気な表情を浮かべながら搭乗機体の外へと送り出されるのだった。
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