第三百九十六話 その頃プロイセン達は
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第三百九十六話 その頃プロイセン達は
ドイツのお家に同居というか目出度く統一がなったプロイセンとドイツ。プロイセンはそのお家の中でドイツと一緒にコーヒーとお菓子を楽しんでいました。
「なあ相棒」
「何だ?」
「いつも思うんだが御前案外料理上手いな」
「俺はそうは思わないが」
「いや、美味いぜ」
ドイツの作ったチョコレートケーキを食べながらドイツに言います。
「このケーキにしろ何でもな」
「これでもオーストリアやイタリアには負けるが」
「あいつ等は特別なんだよ。いいか、俺なんてな」
「ああ」
「つい最近までコーヒーすら忘れてたんだよ」
今度はコーヒーカップを持ってドイツに言います。
「こんなの長い間飲んだことなかったぜ」
「コーヒーをか?」
「代用だったんだよ。代用コーヒー」
そう言いながらまたコーヒーを飲みます。
「大豆とかで作ったな。まずいの何のってな」
「そんなものがあったのか」
「そういうのと比べたら御前の作ったものは本当に天国の食い物だぜ」
「御前も大変だったんだな」
「それはお互い様だぜ。ところでな」
ここでプロイセンは話を変えてきます。
「今度の旅行は何処に行くんだ?」
「そうだな。イタリアは今年ももう何度も行ってるしな」
「エストニアにするか?ここは」
「たまには静かな場所にするか」
そんなことを話す二人でした。今はとても平和に過ごすことができている二人でした。
第三百九十六話 完
2008・10・15
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