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ヘタリア学園
第三百九十五話  その生い立ちはというと

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第三百九十五話  その生い立ちはというと
「ところでエストニア君は」
「はい」
 今度は日本からエストニアに声をかけてきました。
「ドイツさんとロシアさんの間にお家がありますね」
「非常に悲しいことですけれどそうです」
「一体どんな感じでしたか?」
「ドイツさんっていうかプロイセンさんですけれど」
 言わずと知れたドイツの相棒です。ドイツやイタリアには優しいですが相手にはとにかく謀略を使ったり強かったりでやりにくい人です。ちなみに友達が少ないことでも有名です。
「何かっていうと攻めてきました」
「それはまた大変ですね」
「その時にキリスト教を叩き込まれました」
「教えてもらったのではなくてですか」
「教えてくれるような人じゃないですから」
 枢軸トリオ以外は皆知っていることです。
「それでもう。プロイセンさんの他にはポーランド君やリトと一緒に住んだり挙句にはスウェーデンさんと一緒に暮らしたり」
「スウェーデンさんとですか」
「これが凄い大変なんですよ」
 何しろあの彼ですから。無口でそれでいて何を考えているのかわからない。とにかくとても怖いお人なのです。
「フィンランドがどうして平気で付き合えるのかわからない位で」
「大変だったんですね」
「しかもこれが前半です」
 驚くべき衝撃の事実でした。
「後半もあるけれどいいですか?」
「ええ、是非」
「それじゃあ」
 こうして後半も語られていきます。本当に受難しかないエストニアの生い立ちです。


第三百九十五話   完


                                      2008・10・15

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