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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
忍者ハッタリ君、只今参上!
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ハッタリだと思うのなら、今すぐ外せ!これ以後の話をするのは、それからだ…何時までもその首輪の真偽について話したくない。さっさと結論を出す為に外せ!それでハッタリかどうかは結論が出る!」
そうきたか!
流石、大国グランバニアの国王陛下!
疑われても強気に出て、自ら外す様に嗾ける…相手がザコ級の小心者だから効果があるけど、自棄を起こされたらアウトよね。
「お、おい…いいのかよ…こんな物付けたままじゃ…オ、オレは協力しないぜ…は、外せよ!コレ外したら手伝ってやるからよ!!」
う〜ん…コイツのは効果絶大か!
強気に出ようと努力はしてるが、腰が引け引けで情けない。
「何か勘違いしてないか?お前に命令を出す権利はない!お前に出来る事は、僕達に協力して『太陽の石』を探すか………死ぬかだ!…ソレを付けたままじゃ協力しないと言うのなら…そのまま死ね!」
かっちょい〜………
『死ね!』とか平気で言えるって、相当な覚悟だと思う…『殺す!』て言うより覚悟がいるんじゃないかしら?
不男も外させる為に何かを言おうとするが、お父さんはヤツが発言する前に踵を返し、この場を立ち去ろうとする。
「お、おい!!ど、何処に行くんだよ!?」
うん。決定打かもね。
だって不男、涙目状態ア〜ンド声裏返りだもん。
「協力しない奴に構っている程、僕等は暇じゃないんだ!『太陽の石』を探しに、再度ラダトーム城へ赴く…じゃぁな!」
お父さんは不男に背を向けたまま、冷たい口調で言い捨てる。
「ちょ、ちょ、ちょっと、待って…待ってよ!」
不男は少しでもお父さんに近付こうと鉄格子に体を押し付けて距離を縮める。
「ラダトーム城って…此処から2キロは離れてるぞ!コ、コレが爆発しちゃうじゃねーかよ!どっか行くんなら、コレを外せよ!爆発しちゃうよ(泣)」
「さっきも言ったが、協力し『太陽の石』を探すのに尽力すれば、ソレを外してやる…お前に残されている道は、協力して生き残るか、協力せず死ぬかだ!」
まずい…リュリュお姉ちゃんが変態的なのがよく分かる。
だって私、濡れてるもん!
「と、父さん…先程からあまりにも非人道的すぎです!…どうか
彼
(
バコタ
)
から首輪を外して、今回の事はなかった事にしましょう…『メガンテの首輪』は酷すぎます!父さんだって、あの奴隷商人が『メガンテの首輪』を付けた奴隷を連れてきた時は、怒り心頭だったじゃないですか!あんな人間のクズになり果てるのは止めてください…」
お!?このパーティーの良心であるお兄ちゃんが、遂に動き出した。
お父さんと口論しても負けると分かっていても、良い子ちゃんには黙ってられない。
だからお兄ちゃんは素敵なのだ!
何で私の
血縁
(
かぞく
)
は良い男揃いなんだ!?
「奴はビアンカとヤらせろと言っ
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