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エキゾティカ
第二章

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 私は友達と一緒にそのお店に行くことにした、そのうえで。
 二人でそのモンゴル料理のお店に入った、するとアジアそれも北の方の中国ともイスラムとも違うチンギス=ハーンの映画に出て来るみたいな模様と様式のお店だった。
 そのお店に入ってやはりゲルあのモンゴルのテントと呼ぶべき組み立て式のお家の中を思わせる席に座ってだった。
 二人で注文した、勿論最初はクミズを注文した。
 それから日本語の片仮名で書かれていてその下に括弧の中で漢字と平仮名で書かれている説明を読んだ。他にはモンゴル語でも書かれていた。東京にいるモンゴルの人達の為のものかと思いつつそちらの文字も目にした。
 そのうえで羊肉のお料理と乳製品のお料理を適当に頼んで友達と向かい合って飲んで食べるとだった。
 私はクミズを飲んで意外といった顔で言った。
「意外と甘いわね」
「そうよね」
 友達もクミズを飲みつつ応えた。
「どんなお酒かと思ったら」
「甘くてね」
「カルピスに似てる?」
「そういえばカルピスの元ってクミズっていうし」
「味が似てるのも当然ね」
「そうよね」
「それでモンゴル料理は」
 友達はすぐに羊料理も食べた、羊の脛肉の部分をシンプルに塩茹でにしたものだ。これがモンゴル料理の基本の一つらしい。
 それを食べてだ、私に言ってきた。
「あっさりとして食べやすいわ」
「そうね」
 私もその羊料理を食べた、それで友達に答えた。
「美味しいわ」
「そうでしょ」
「あっさりしてるし」
「食べやすくて」
「これはいいわね」
「乳製品も」
 友達は今度はそちらを食べた、モンゴルのチーズとか説明で書かれていたものだ。それを食べて私に言ってきた。
「こっちもね」
「美味しいのね」
「ええ」
 その通りという返事だった、私もそれを聞いてその乳製品も食べてみると美味しかった。それで友達に言った。
「確かに美味しいわね」
「そうでしょ、これはね」
「モンゴル料理もいいわね」
「そうよね」
「これはいい感じね」
 私は友達に笑顔で話した。
「モンゴル料理も」
「そうね、こうした異国情緒もいいわね」
「そう思うわ、本当に東京にいたら」
 私は友達と二人でクミズを飲みながら言った。
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