アインクラッド編〜頂に立つ存在〜
第三十一話 頂に立つ存在たち
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「そっか・・・俺の・・・まけか・・・」
ポリゴン片とかし、消えていくオシリスはポツリとつぶやくと微笑を浮かべながら消えていった。その様子をじっと見つめていたソレイユはオシリスが完全に消えると、その場を翻し出現した出口へと歩いていく。そんななか、消えたはずのオシリスの声がかすかながら響き渡った。
「悪いな・・・俺は、最後の最後まで悪趣味なんでな・・・」
虚空に消えていくその言葉を聞くものは誰もいなく、聞いたとしても意味が分かる者はここにはいなかった。
◆
扉をくぐった先は元の円状のフロアだった。ソレイユが扉をくぐりえると、扉は消失しフロアには下り階段を除けば何一つなくなった。
「よっ、無事決着はつけてきたみたいだな」
「ああ・・・そちらも無事みたいだな」
ソレイユの姿を見たシリウスが気軽に声をかけてくる。その隣にはベガもいて、どうやら二人はソレイユより先に決着がついたらしい。何気なく石でできたフロアに座り込んでいる二人であったが、予想以上の激戦だったのは言わずもがなである。
ソレイユはメガ・ポーションを取出し口にしながら、シリウスたちの近くに座り込む。
「それより、これからどうするのよ?」
「ん〜?何がだ?」
ベガの言ってる意味が解らないソレイユに、シリウスがベガの後を継いで口を開いた。
「なにがって、ジェネシアスはこれで終わりだろ?俺とベガは少しばかりのんびり暮らそうと思ってるが、お前はどうするんだ?って話だ」
「ああ、そういうことね・・・ん〜、どうだろうなぁ・・・とりあえず、また気まぐれにやっていこうと思うよ・・・それに・・・」
一度言葉を区切ると、短くも濃い付き合いをしていたシリウスたちが見たこともない表情で口を開いた。
「今のおれには大切な奴がいるんでな・・・」
「・・・そうかい」
それ以上は何も言わず、何も聞かないシリウスとベガ。それから、ソレイユの体力が回復し終えると、階段を下っていく三人。その際、うんざりした表情だったのは言うまでもない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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下るだけなので、昇った時ほど時間がかからなかったが、三人にここの製作者(高嶺恭介)の考えは理解しえないものだった。最下層まで到着すると、古塔を出るために出入り口となっている扉を開ける。そこには信じられない光景が広がっていた。
「おいおい、まじかよ・・・」
「勘弁してほしいわね・・・」
「悪趣味ここに極まる、だな・・・」
三人の目の前に広がるのは、浮遊上においてかつて行く手を阻んだ者たち。すなわち、フロアボスモ
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