第三十八話 青の英雄と紅の破壊神
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に冷たいものが走るのを感じた。
「あの時、エリアHで雑魚と言って悪かったな…お前は俺の最高の敵だ…叩き潰しがいがある…!真のオーバードライブでケリをつけてやるよ…!!」
エールに向けて再びダブルチャージバスターを発射し、エールはセイバーでそれを弾き、放たれたソニックブームをジャンプで回避するとチャージバスターを当てる。
「十字手裏剣!!」
腕をモデルPXの物に変えると十字手裏剣を追撃で投擲するが、ヴァンは回転斬りで弾くと再びダブルチャージバスターとソニックブームを繰り出してエールに直撃させる。
「喰らえっ!!」
「ううっ!…出てきて氷龍!!」
三連撃をまともに受けたエールを大きく吹き飛ばされるが、モデルLXに変身して氷龍を召喚する。
「邪魔だ!!」
「本命はこっちよ!」
チャージセイバーで氷龍を砕くが、エールはダッシュで距離を詰めてモデルZXに変身するとセイバーによる三連撃を繰り出した。
「チッ!!」
「十字手裏剣!!」
そしてバックステップで距離を取り、腕をモデルPXに変えると再び十字手裏剣を投擲した。
それをダブルジャンプで回避してアークブレードの衝撃波をエールに当てて動きを封じると裂光覇を繰り出してエールに直撃させ、とどめにチャージセイバーを叩き込んで吹き飛ばした。
「きゃああああっ!!」
吹き飛ばされたエールは壁に叩き付けられて力なく倒れる。
「終わりだな」
動かなくなったエールに関心を失ったヴァンはこのまま去ろうと、背を向けた。
「(つ、強い…これがモデルOの…本当の力…アタシじゃ…ヴァンを止められないの…?アタシには何も…守れ…ない…の…?)」
ダメージとライブメタルの無理な使い方をした反動はエールの体を蝕んでおり、エールの意識はそのまま闇の底に沈む直前であった。
『エ…ール…エール…エール!聞こえる!?聞こえるなら返事をして!!』
「プレリー…」
意識を失う寸前に通信機から聞こえてきたのはプレリーの声であった。
『エール、しっかりしろ!』
「生きて…る…の?」
『勿論だ!約束しただろ?お前の帰りを待ってるってな…辛うじて生きていたモニターで大体のことは理解してる…しっかりしろエール!ヴァンを正気に戻せるのはお前しかいないんだ!!』
ジルウェの言葉にエールの体に少しだけ力が戻る。
「でも…アタシだけじゃ…」
『弱気になるなエール!お前は一人で戦ってるんじゃない!お前には俺がいる!司令官やガーディアンのみんな…そしてお前が助けてきた人々もお前を応援しているぞ!!』
『エール頑張れ!』
『ヴァンの目を覚ましてやれー!!』
『立てーっ!エール!!』
「みんな
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