父らしく、父らしくなく
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どね!振られるなよティミー…『ごめんねティミー!私、貴方の事は眼中に無いの!』とか言われたりして!」
「や、やめて下さいよ!…そうならない様に、その道の達人としてアドバイスはありませんか?」
「えー…僕のは参考にならないと思うけどなぁ…」
「………自覚は…あるんですね…」
「「ふふふっ……あはははは!」」
思わず笑い合う親子…
リュカは、まだ8割残っているワインボトルをティミーに渡し、船室へと戻って行く。
「ちょ、父さん…僕、こんなにいらないですよ!」
「酔っ払った振りして押し倒しちゃえよ!もしくは酔わせて押し倒しちゃえよ!」
「出来るわけないでしょ、そんな事!」
酒の恐怖を身に染みて分かっているティミー…
アルルに飲ませるなんて恐ろしくて出来ないだろう!
この晩の語らいは、ティミーの心に残る事になる。
父と初めて酒を飲み交わし、恋の助言をしてもらった事を…
父が、父らしくない事をしてくれた事を…
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