第83話
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ましょうか♪」
「やった……!」
「さすがティオ先輩です!」
「レン皇女殿下との協力もあって、予想していたよりも圧倒的に早く端末のセキュリティーを突破できましたね……!」
「ああ……だけど、ここは敵――――――それもローゼンベルグ工房と同じ結社に関わっていた工房の”本拠地”の一つだ。セキュリティーを突破した事でそろそろ”敵”もこちらに気づくかもしれない――――――」
一方端末を操作していたティオの報告とティオの傍に置いてあるENGMAに映っているレンの映像の話を聞いたノエルとユウナ、エリナは明るい表情を浮かべたが、ある事に気づいていたロイドは真剣な表情で周囲を警戒していた。すると”ギアモード”の人形達が飛行型の人形兵器達と共に転位でロイド達の周囲に現れた!
「セキュリティーの突破を感知。」
「これよりハッキングの阻止を開始します。」
「ハッ、ようやく俺達の出番ってか!」
「どうやら端末のセキュリティーを突破した際にハッキング元がわかるような罠が仕掛けられていたようね……!」
「ティオの邪魔はさせません!」
「それじゃあ、張り切っていくよー!キーアちゃん、まずは”アレ”をお願いね!」
人形兵器達の登場を見たランディはスタンハルバードを構えて不敵な笑みを浮かべ、銃を構えたエリィと弓に矢を番えたセティは真剣な表情で周囲の敵を見回し、大剣を構えたシャマーラは未来のキーアに声をかけた。
「うん!――――――元気出して行こう!プリマスマイル!!」
声をかけられた未来のキーアは頷いた後自身が持つ未来の戦術オーブメントの機能の一つである一定時間味方に様々な支援効果を付与するシステム――――――”ブレイブオーダー”を発動させて”発動時に自分を含めた味方全員のCP(クラフトポイント)を全快にし、更に一定時間自分を含めた味方全員の攻撃手段が必ずクリティカルになる”という超強力な支援効果をロイド達に付与した。
「特務支援課、これより敵の迎撃を開始する。――――――女神達の加護を!絶対にティオと端末を守り抜くぞ!」
「おおっ!!」
そしてトンファーを構えたロイドの号令の元、特務支援課は迎撃を開始した!
それぞれが激闘を繰り広げている中、紅き翼の面々はセドリック皇太子捜索の為に先を進み続けていると広い部屋に出た。
〜Bルート〜
「みんな、気を付けて!」
仲間達と共に先へと進んでいたエリオットだったが、突如聞こえてきた転位の”音”に真っ先に気づいて警告して仲間達と共に立ち止まると”ギアモード”型の人形達が転位で現れて先を阻んだ。
「命の息吹を感じない……!」
「ホムンクルスじゃなくて精巧な人形兵器みたいね!」
突如現れた人形が人でない事を悟ったガイウスとサラは真剣な表情で声を上げた。
「侵入者を発見・補足しま
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