第83話
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――いえ、”慈悲の女神の力”も解放せずにあの実力でしょう?確かにヴィータですらも、”執行者レベル”かそれに近いレベルって言える程の連中を纏めていただけあって、相当な実力ね。」
「ん……正直今のリィンは”本気”を出したサラやクロウよりも確実に”上”だと思う。」
「リィン……」
「……………」
「アリサちゃん……エマちゃん……」
リィンの圧倒的な実力を目にしたラウラは呆然とし、アンゼリカは疲れた表情で呟き、目を細めたセリーヌの言葉に頷いたフィーは真剣な表情でリィンの実力を想定し、アリサとエマは複雑そうな表情でリィンを見つめ、二人の様子に気づいたトワは心配そうな表情で二人を見つめた。
「闇に呑まれなさい――――――ティルワンの闇界!!」
「エニグマ駆動――――――フレアバタフライ!!」
「裁きの嵐よ――――――サンダーシクリオン!!」
「七色の光の矢よ――――――プリズミックミサイル!!」
「ギャアアアアアアッ!?」
そしてリシテア、アルフィン、ユリーシャ、セレーネの4人が放った広範囲かつ高火力の魔術やアーツをその身に受けて絶命した猟兵達は次々と地面に倒れた。
「何とか一段落ついたわね。」
「ええ、ですが”第二波”もそれ程時間を置かずに来るかと。」
敵の全滅を見たエリスは一息つき、ミュゼは真剣な表情ですぐに敵の援軍が来ることを推測した。すると機械の足音が聞こえた後新手である大型の魔導人形と戦術殻が現れた。
「新手か……!」
「大型の魔導人形に戦術殻……!猟兵達と比べると攻撃、防御共に優れていますから気を付けてください……!」
敵の援軍を見たクルトは表情を引き締め、アルティナは仲間達に警告し
「これより4人4組のチームに分かれて敵の援軍を撃破する!Aチームはセレーネ、ミュゼ、エーデルガルト、リシテア!Bチームはクルト、アルフィン、ステラ、エリゼ!Cチームはフォルデ先輩、エリス、アルティナ、メサイア!――――――二人も手伝ってくれ、ベルフェゴール、アイドス!!そしてDチームは俺とベルフェゴール、アイドス、ユリーシャだ!工作部隊は各自の判断で臨機応変に各チームを支援してくれ!」
「イエス・コマンダー!!」
リィンは仲間達に指示をした後ベルフェゴールとアイドスを召喚して仲間達と共に戦闘を再開し
「――――今よ!」
「さあ、一気に駆け抜けるよ!」
「おおっ!!」
その様子を見て戦場を駆け抜ける機会が来た事を悟ったシェラザードとアネラスは号令をかけ、アリサ達と共にその場を駆け抜けて先へと急いだ。
「セキュリティーを全て突破!これより黒の工房の情報収集、並びに工房内の設備のシステムダウンを開始します!」
「うふふ、ついでに工房内にある人形兵器や魔導人形をハッキングで乗っ取って、この工房をもっと賑やかにしてあげ
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