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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第83話
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…大口を叩くだけの実力はあるという事か。」
「彼らであれ程なのだから、彼らの”級長”であった頃の”剣鬼”と呼ばれていた当時のリィンは一体どれ程の強さだったのだ……?」
「少なくても、その頃のリィンだったら俺を含めた帝国解放戦線の幹部クラス相手にも無双できたんじゃねぇのか?」
一方灰獅子隊の戦いを見ていたマキアスとエリオットは驚き、アッシュは呆れた表情で圧倒されている猟兵達を見つめ、ユーシスは真剣な表情で灰獅子隊を見つめ、ガイウスの疑問にクロウは疲れた表情で答え
「ハハ……他人に対する評価が厳しいあのレン君も”エリート揃い”という褒め言葉を使うだけあって、凄まじい使い手ばかりだね、リィン君の訓練兵時代のクラスメイト達は。」
「あの若さであれ程の使い手になるとは、担当教官であったセシリア将軍のお陰か彼ら自身の実力なのかはわからないが、今回の戦争を終えたら帝国正規軍も彼らを見習って鍛えなおした方がいいかもしれんな。」
オリヴァルト皇子は疲れた表情で呟き、ミュラーは重々しい様子を纏って呟いた。するとその時新手である大型の魔導人形と戦術殻が数体ずつ現れ、それを見たメンフィル軍は瞬時に数人のグループに分かれて戦闘を開始し
「――――――今だ!」
「また戦闘が激しくなる前に一気に駆け抜けるわよ!」
「おおっ!!」
その様子を見て好機を判断したアガットとサラは号令をかけ、二人を先頭にオリヴァルト皇子達はその場を駆け抜けて先へと急いだ。

〜Aルート〜

一方その頃、リィン達も戦闘を一段落終えようとしていた。

「―――緋空斬!!」
「ぁ――――――」
リィンが放った炎の斬撃波によって猟兵の首は刈り取られ
「この……っ!」
「これでも喰らえっ!!」
それを見た他の猟兵はリィンに銃を向けて銃弾を連射し、更にその傍にいた猟兵はリィンに閃光手榴弾(スタングレネード)を投げてリィンの目を眩ませようとしたが
「遅い――二の型―――疾風!!」
「ぐあああああ……っ!?」
「ぎゃああああ……っ!?」
リィンはカマイタチを纏う電光石火の早さで強襲するクラフトで回避すると同時に反撃を叩き込み、リィンの反撃によって急所を斬られた猟兵達は断末魔を上げて絶命した。そこに小型の人形兵器がリィンに近づいて攻撃しようとしたが
「四の型―――紅葉斬り!!」
「「!?」」
リィンは抜刀による攻撃と共に駆け抜けるクラフトで敵に攻撃させることなく敵を切り刻んで撃破した
「―――斬!!」
更に続けてクラフト―――孤月一閃を放って自分の周囲にいた敵達を纏めて斬り伏せた。

「まさかあれが”剣鬼”と呼ばれていた頃のリィンの”実力”なのか……?」
「トールズ時代の実力と比べても、明らかに今のリィン君の実力の方が上だねぇ。」
「おまけに”鬼の力”―
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