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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第83話
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事には驚嘆に値しますね。」
「タイミングを考えるとどうやらクロスベルとヘイムダルがここを突き止める為の最後の場所だったようだな。」
「あはは、いいねぇ……面白くなってきたよ!」
「”黒の工房”――――――やはり侵入者は初めてなのですか?」
そこにクルーガーとレクター少佐、シャーリィ、クレア少佐が現れてクルーガーは静かな表情で、レクター少佐は苦笑しながら呟き、シャーリィは不敵な笑みを浮かべ、クレア少佐はゲオルグに訊ねた。

「……そのための貴女達だ。役目を果たしてもらおう。3手に分かれて各研究所に向かってくれ。」
「……承知しましたわ。」
ゲオルグの指示にクルーガーは頷いた後レクター少佐達と共にその場から立ち去り
「”貴方も”彼らに分からせてあげて欲しい――――――”彼らは何もわかっていない事を。”」
「フ………私は”想定外(イレギュラー)なる者達”の相手をさせてもらおう。」
レクター少佐達が立ち去るとゲオルグは”仮面をつけたアルゼイド子爵”に視線を向けて声をかけ、声をかけられたアルゼイド子爵は静かな笑みを浮かべて答えた。

〜???〜

黒の工房の本拠地の更に奥深くの部屋にかつてのリィンのように”鬼化”した状態で名すら失った――――――が拘束されていたが、Z組の干渉によって変化が訪れた。
「………ァァ………アアアアアアアアァァ――――――ッ!!赦サナイ……ヨクモ………ミ……サ……ヲ……ボ……裏……」
凄まじい瘴気を纏って咆哮した――――――は何と力づくで自分を拘束していた鎖を引き千切った後部屋内に自分と同じように封印されていた騎士剣を力づくで取った。
「取リ戻シタ……モット……モット取リ戻サナイト……」
そして――――――は騎士剣を振るって自分の行く先を阻む扉を破壊した後部屋から出てどこかへと向かい始めた。

その後リィン達はローゼリア達の大転位術によってそれぞれ黒の工房の本拠地に到着した。

〜黒の工房本拠地・Aルート〜

「ここが……!」
「地精どもの本拠地――――――”黒の工房”か!」
転位魔術で現れたサラを除いたZ組の女子メンバーと共に現れたアリサとラウラは周囲を見回して表情を引き締め
「念の為にステラとエーデルガルトは灰獅子隊A班並びに工作班、ロイドは特務支援課の点呼を!」
「はい!」
「ええ!」
「ああ!」
アリサ達と同じ地点に転位したリィンはヴァリマールから降りた後ステラ達に指示をし、指示をされた4人は頷いた後点呼を開始した。

〜Bルート〜

「地下1000アージュにある隠されし領域――――――」
「転位用ゲートのハッキング……成功したみたいだね!」
「どうか無事でいてくれ、セドリック……!」
「破邪顕正………我らの前を阻む者達は全てヴァンダールの剣
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