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ドラえもん のび太の転生ロックマンX(若干修正版)
ホイール・アリゲイツ
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聞こえる。
「目の方?」
マーティは、ラビットにロープを縛り付けて恐竜要塞の目に当たるところへと降りていく。中を覗いてみるとそこにはエックスの姿があった。
「エックス!」
中はオイルに満たされていてエックスの体には丸鋸のようなものがいくつも突き刺さっていた。
「くっ!」
「ガッハッハッハッハッハッハ!!!!どうしたエックス!!ご自慢のバスターで撃たんのか?」
オイルの海からワニのようなレプリロイドが姿を現す。マーティ自身も過去に所属していた海上レスキュー部隊時代で見たことがあったため相手の正体がわかる。
『凶牙の重戦車 ホイール・アリゲイツ』
元第6艦隊副隊長で凶暴な性格と仲間を巻き添えにしてまでイレギュラーを葬ることから部隊のハンターたちからも恐れられていた元特A級ハンター。シグマの反乱時に他のハンター同様に離反、反乱終息後に行方を暗ましていた。彼女とは別のレスキュー部隊も彼の攻撃に巻き込まれたことがある。ある者は破壊され、奇跡的に無事だった者でもトラウマで海に入れなくなり引退した者もいる。
エックスの体に突き刺さっている丸鋸も彼の武器であるスピンホイールというもので並のレプリロイドなら一撃で体を切断されてしまう代物である。
オイルによって動力炉が誘爆することを警戒してエックスは満足にバスターを撃つ事ができないでいた。
「ストライクチェーン!!」
「おっと!」
バスターから伸びる鎖をアリゲイツはオイルの中に飛び込んで避ける。
「またか!」
エックスは、壁に飛び蹴りしながらよじ登るがオイルで滑りやすくなっているせいでうまく上がれない。
「ガッハハハハハハ!!この部屋はワシの庭!この部屋に入ってきたことを後悔するがいい!!スピンホイール!!」
オイルの海から丸鋸が現れ落ちたエックスへと向かって行く。エックスはバスターの出力を抑えて丸鋸を撃ち抜くがそれでもいくつかがさらに体に突き刺さる。
「くうぅ・・・・・・・」
「どうじゃどうじゃ!!ここでお前を倒せば儲けもん!!シティもぶっ壊せば祭りもんじゃい!!ガッハハハハハ!!」
「どうしよう・・・・・なんとかしないと!」
マーティは、外から覗きながら急いで考えようとする。しかし、今の自分は片足がうまく機能しない。行っても足手纏いになってしまう。必死こいて考えているうちにあることを思い出す。
「そうだ!」
彼女はロープを引っ張ってラビットのところにまで戻る。そして、慎重に目のあたりにまで近づいて行く。
「うまくいけば、アーマーと一緒にアリゲイツを外に放り出せる。でも、一歩でも遅かったらアタシも・・・・・・・・・・いや、今は悩んでいられない!!気持ちよ、気持ち
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