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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
『J』姉なるやべーもの/イルカショーの乱入者
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ー笑顔をニンマリ浮かべてる影虎。

「つまり、倒せばいいってことねッ!」

次の瞬間、二人が消える、ほぼ同時に起きる火花。
そう、人間には視認できないスピードで戦っているのだ。
これがハイレベルなサーヴァントの戦い。
きっとこの中におっきーが何らかの手違いで入ってしまえば、文字通り秒殺だろう。

「…。」
「すごいね…。」
「仲間にいれてもらう?」
「無理!」

猛烈に首を振られた。
さて、多数の人達が目の前の殺し合いという名のエンターテイメントショウに移ってくれたおかげで、俺達もだいぶ楽が出来る。
ほれみろ、さっきまであったクッソ長い行列が半分以下だ。
何の因縁をつけられたかは知らないがあの武蔵と影虎には感謝しなくちゃだな。

「行こう。今のうちに前の方とっちゃうぞ。」

それから十分ちょっとで会場内に入ることができた。
やったぜ。

?

ペアチケットを見せ、席を指定する。
比較的前の方が空いてるので遠慮なくそこにした。

「…広いな。」
「うん。」

イルカショーの会場はドーム状になっている。
しかし天井は開いていて日の光が差し込みイルカ用のプールの水が煌めいていた。

「なあ、おっきー。」
「なぁに、まーちゃん。」

隣同士で座る俺ら二人。
なんだかんだでこういったことをするのは初めてだ。

「色々…あったよな。」
「だね。」
「探偵やろうっつって…いろんな人と会って、」
「いろんなこともあったね。」

長いようで短いような、
ほんとにたくさんのことがあった。

「でもさ。」
「?」
「多分、一人じゃここまで出来なかったろうよ。それかワイバーンに食われて死んでた。」
「…だね。」
「それもこれも、ここまで探偵やってこれたのもお前のおかげだよ。おっきー。」


「…え?」


なんだその変な顔はよぉ。
唐辛子みてーな口しやがって。

「だから、ありがとうな。」
「ま、まーちゃん?」

なんだよ。

「もしかして…消えるの?」
「消えねーよ!?なんだお前!?人が折角感謝の気持ちを言ってやってんのによぉ!!」
「そ、そうだよね!!なんか素直にそう言われて姫もテンパっちゃったな!!頭冷やしてくるね!!」

何を思ったのか席を立ち、プールに頭を突っ込むおっきー。

「ごぼ!!ごぼぼぼぼ!!!」
「おいやめろバカ!他のお客さんに迷惑だろ!!」

周囲からの変なものでも見るかのような視線を背中に受けつつ、おっきーを止めた。

「ま、まだ待って…!冷えてない!」
「もういいだろ!ほら!始まるって!」

なんだかんだでイルカショーは始まる。
プールからはイルカ達がジャンプし、始まりの合図を告げた。
そして
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