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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
探偵は東京へ行く/神作家と神絵師
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仕事もてきぱきこなし愛想もいい。そして一部の常連客からは大人気の子だ。
できればここにいて欲しいが本人の都合もある。辞めさせないというわけにもいかない。
そしてマキは約束してほしいこととして言ったのだ。
お客さん達、特にお世話になっているバーソロミューや探偵さんには内緒にしておいてほしいと。
悲しむだろうし、きっと追いかけてくるからと言ってた。
ここに来るまでの彼女の経歴はなにも分からない。
でも、きっと迷惑をかけることになると本人は言っていた。
そう言うことで二人はマキの意見を尊重し、辞めることは言わないという約束を守ることにした。
?
翌朝
「おはよう同志。デートにはもってこいの朝だな!!」
「だからデートじゃねぇって言ってんだろ!!殺すぞ!」
姫路町からさほど離れていない港。
そこに停泊しているバーソロミューの船に乗り込んだ。
東京。
世界崩壊直後、東京には多くの難民が押し寄せ、東京に入ることができなくなった者が周囲にスラムを形成した。
よって治安は最悪。そして東京自体も偉い人だかなんだかの江後が蔓延ったりしてそれはそれはもう大変だったらしい。
しかし、最近はそんな自体も沈静化。
現れたサーヴァント達の活躍により、そんな地獄じみた東京も少しずつ良くなっているとのこと。
「それでは出航しよう。乗り遅れたものや忘れ物をしたものはいないかな?」
じきに船は動き出す。
波は穏やか。そして嵐が来るなどの心配もない。
少しの荷物といくらかの客を乗せ、バーソロミューの船は東京を目指して動き出した。
「ねぇまーちゃん、覚えてる?最初の目的は東京に行って、二人で楽して暮らすことだったよね。」
「…だな。」
世界が崩壊して早半年…。
なんだかそれも遠い昔のことのように思える。
「最初は思わなかったよ…こうして探偵を始めて、いろんな人に関わって…。」
「つまんねーことも苦しいこともあったけどさ、面白いことはそれ以上にあったろ?」
「うん、まぁ。」
「で、今回は慰安旅行だ。普段からいやいや言いながらもちゃんと頑張ってるお前を労うためのな。」
「…え?」
なんだよ、鳩が豆鉄砲くらったような顔しやがって。
「デートじゃねーから。それに何度も言わせんな。あくまで頑張ったお前を労うための"慰安旅行"だからな!」
勘違いさせないため、慰安旅行を強調して言う。
(素直じゃないなぁ…まぁ、そこがまーちゃんのかわいいとこなんだけど…。)
照れ臭いので遠くを眺めて時間を潰すことにする。
一面の青。
太陽の光に反射して海はきらきらと輝いていた。
世界が崩壊し、きったねぇ都会の海も今では沖縄の海とそう変わらないレベルまで浄化されているとも聞く。
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