暁 〜小説投稿サイト〜
戦姫絶唱シンフォギア〜響き交わる伴装者〜
第26節「安らぎ守る為に孤独選ぶより」
[6/6]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
被害を抑えられる手だとマムは言っていた。だが、当初の目的に照らし合わせて、それは矛盾でしかない。あいつらが、不都合な事実を知る裏切り者を生かしておくものかッ!」
「じゃあ、助けろってのは……」
「ああ。マムとマリィを助けたら、お前ら二課に投降するよう頼んでみるつもりだ。だから──」
「……俺は行くぜ」

弦十郎が答えるより先に、翔は即答した。

「叔父さん、構わないよな?」
『ああ。人命が懸かっている以上、悩んでいる暇はない。俺が許可するッ! 行ってこいッ!』

弦十郎の頼もしい言葉に、そして何より、迷わず即答してくれた翔に、ツェルトは思わず頭を下げた。

「風鳴翔……恩に着るッ!」
「翔でいい。フルネームじゃ長いだろ、ジョセフ」

その言葉に、ツェルトは顔を上げる。

「……ツェルトでいい。ニックネームの方が通りがいいだろ?」
「なら、ツェルト。よろしくなッ!」

そう言って、翔は開いた右手を差し伸べる。

ツェルトは一瞬迷いながらも、左手を差し出した。

「握るなら、生身の方の手にしてくれ」
「お、おう……。じゃあ──」

翔はツェルトの左手を硬く握り、握手を交わす。

ここに、二人の友情が確かに結ばれた。



──と、その時、基地内にノイズ出現のアラートが鳴り響いた。

『スカイタワー周辺に、ノイズのエネルギー反応を検知!』
「なんだとッ!?」

その瞬間、ツェルトの脳裏に浮かんだのは……今、この状況で最も損をする男の顔であった。

「お前の仕業か……ドクター・ウェルぅぅぅぅぅぅぅぅぅッ!!」
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ