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【完結】RE: ハイスクール D×D +夜天の書(TS転生オリ主最強、アンチもあるよ?)
第3章 奪われし聖なる剣
第17話 コカビエルはかく語りき
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ら、危険性が高いことも事実です」

「そうだね、なんたってテロリストとつなぎを取ろうと言うのだから」
「『禍の(カオスブリゲード)』ですか。信用できるのでしょうか」
「信用はできないさ。お互い利用し合うだけの、ビジネスライクな関係になるだろうね。
 もっとも、まずは窓口代わりに、白龍皇と接触するわけだけれど」


 ――ヴァーリ・ルシファーとの接触。


 これがリインフォースの任務である。
 ステルス魔法を用いつつ、ヴァーリ・ルシファーの後を追っている。
 冥界の堕天使領に赴き、彼を通して禍の団と手を組むためだ。
 今の時点で、禍の団に加入しているかは不明だが、問題ない。
 彼と組めば、自然と禍の団入りすることになるだろう。
 もちろん、ヴァーリ・ルシファーの仲間になるには、彼を説得する必要がある。
 戦って実力を認めさせれば、彼は迎え入れてくれると予想している。


「ヴァーリとの面識はないが、先日のレーティンゲームの話を持ちだせば、興味を持ってくれるだろう」
「彼を説得する手段が、模擬戦で勝つこと、ですか。
 たしかに、噂を聞き及ぶ限り、彼の性格なら、乗ってくるでしょうが……」

「禍の団で抜きんでた実力を持つ派閥は2つある。
 一つは、ヴァーリが率いるヴァーリチーム。
 まだ結成されていないかもしれないが、ヴァーリさえ押さえれば問題ない。
 もう一つは、曹操率いる英雄派だ」
「禍の団内で影響力があり、なおかつ行動原理がわかりやすいヴァーリチームを通じてコンタクトを取る計画でしたね」


 ヴァーリ・ルシファーの行動原理は単純だ。
『強敵と戦い勝利すること』こそが、彼の生きがいといっていい。
 あとは、彼と戦い実力を示せば、友好関係を結べるだろう。
 他のヴァーリチームとも仲良くできるはずだ。
 だが、曹操は違う。
 奸智に長ける彼では、こちらが一方的に利用されかねない。
 力も知恵も権力もある要注意人物だ。


――――では、残りのシグナム、ヴィータ、シャマルが何をしているかと言うと。


(はやて、予定通り賊に扮したシグナムを取り逃したぞ)
(ありがとう。では、そのまま合流しようか。
 シグナムの演技はどうだった)
(中々の役者ぶりでしたよ。ねえ、シグナム?)

(世辞はいらん。だが、やはり『遠距離のみ』の戦いは性に合わないな)
(正体を隠すためだからね。我慢してくれ)


 聖剣の破片を盗み出した賊とその賊と戦う演技をしてもらった。
 シナリオはこうだ――
 
 怪しい人影――シグナムの変装で、男装をしたうえで、無手で戦う――を見つけたので、追いかける。
 駒王学園から十分距離をとってから、相対して戦闘に移る。
 しばらく、小競り合
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