暁 〜小説投稿サイト〜
【完結】RE: ハイスクール D×D +夜天の書(TS転生オリ主最強、アンチもあるよ?)
第3章 奪われし聖なる剣
第14話 力への意思
[3/5]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
女が責任をもって監視・保護することで、とりあえずは様子見することになった――問題を保留にしたともいえよう。
――――謎の神器『夜天の書』
今後この神器を巡って様々な出来事が起こるだろう。
それは福音であるかもしれないし、災禍であるかもしれない。
懸念はある。
いままで、はやてたちは、つかず離れずの距離を保っていた。
そんな彼女たちが、積極的にリアスに協力――――介入している。
彼女たち八神家の面々が、何を考えて方針を変えたのか。
(いずれにせよ。はやてたちとは、今まで以上に親しくしないと駄目ね)
◇
八神はやては、困惑していた。
「久しぶりね。はやてちゃん」
眼の前にいる栗毛の少女――紫藤イリナが、気さくに声をかけてくる。
その様子は、明らかに知人にむけるそれだ。
「あー。えっと。どこかであったかな?」
(どういうことだ?なぜボクを知っている。記憶にないだけで、どこかで会っているのか?)
思わず間抜けな受け答えをしてしまう。
紫藤イリナ――原作ヒロインの一人で、天使陣営に所属している信心深い(深すぎて若干盲目気味な)少女である。隣の蒼髪に緑のメッシュをいれた少女――ゼノヴィアも同様である。
白いローブの正装を着ていることからも、分かるように、教会の任務でこの地へきている。
彼女たちに与えられた任務は――聖剣エクスカリバーの奪還。
聖剣エクスカリバー。ブリテンのかの有名なアーサー王が所持したという伝説の剣。
7本に別れ、教会に保管されていた――以前までは。
そのうち3本が、堕天使陣営に盗まれ、この地に持ち込まれているらしい。
そこで、教会から派遣されてきた追跡者が、紫藤イリナとゼノヴィアの二人だ。
彼女たちは、分かたれた聖剣のうち一本ずつ所持・使用可能な実力者である。
(聖剣エクスカリバー、か。紫藤イリナとゼノヴィアの剣からは、以前、強い力を感じられた。7分割されてさえ、あれだけの力。時空管理局なら、喜んでロストロギア認定しそうだな)
一応、悪魔陣営の庇護下にある以上、天使陣営に所属する彼女たちとは、接触を避けてきた。
情報は、リアス・グレモリーたちやサーチャーから、知ってはいた。
が、直接会うのは今回が「はじめて」だった。
しかしながら、なぜ、紫藤イリナは、自分に親しげに声をかけるだろうか。
たしか、彼女は、兵藤一誠の幼馴染だったはずだ。
ボクとの関連性はない。
「ええー!?久しぶりにあった幼名馴染みなのに、酷いじゃない。紫藤イリナ、よ。教会のミサでよく一緒になったじゃない」
なるほど。と、ようやく得心がいった。
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ