第三十四話 イレギュラー軍の撃退
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したことで普通のロックマンとは桁外れの力を手にしている…ダブルロックオン…だったな?ライブメタルで強くなる方法がそれ以外にもあると言うことだ。代償は勿論ある…二度と元に戻れないということがなぁっ!!」
「くっ!!」
プロメテの放つ炎に対して十字手裏剣を展開して投擲せずに高速回転させて盾の代わりにする。
一方、ヴァンはバスターを構えてショットを連射してパンドラを墜とそうとする。
「ちょこまかと動くな!!」
「……プロメテと渡り合えるだけあって剣の腕は凄いけれど…射撃はそれほどでもないわね……」
近接戦闘が得意なヴァンを相手にパンドラは最初の一撃以外は距離を取って攻撃していた。
「滅閃光!!」
「当たらないわ」
拳を地面に叩き付けて放射状にエネルギー弾を放つが、パンドラは隙間を縫うように回避し、逆に電撃を浴びせる。
「ぐっ!まだイケる…!」
どれだけ攻撃を受けようとヴァンの闘志は決して衰えない。
ダブルジャンプでパンドラとの距離を詰めようとするが、パンドラはそれを読んでいたのか更に上昇する。
「…無駄よ」
「それはどうかな?」
真下にバスターを向けてそのままチャージバスターを撃ち、更に上に飛ぶ。
「っ!?」
「墜ちろ!!」
チャージセイバーを喰らわせて地面に叩き落とすと、パンドラはすぐに起き上がった。
「…………」
「見た目によらずにタフな奴だな」
あっさりと立ち上がるパンドラにヴァンは少し呆れたように見つめる。
「………どうしてあなたは…憎まないの…?」
パンドラには不思議で仕方がなかった。
モデルOに取り憑かれたヴァンはもう元には戻れない。
人としての一生は望めず、穏やかに街で暮らすことも出来ない体なのにどうしてあそこまで澄んだ目が出来るのだろう。
「…?」
「ライブメタルと一体化して…人としての人生を失って……どうして憎まないでいられるの…この世界を…」
「…何を言ってる…イレギュラーに人々を襲わせているのはお前達だろう!!」
「この世界は…狂ってる…この世界はあの男を楽しませるために都合良く作られた玩具箱…モデルVの主に相応しい者を選び…ロックマンを生み出して殺し合わせる…あの男を満足させるゲームのための…」
「パンドラ!!」
「っ!!」
プロメテの声にパンドラはハッとなって口を閉ざした。
「らしくないな、珍しく熱くなったせいでお喋りになったようだな…少し物足りないが…今回はここまでだ。」
溜め息を吐きながらエールとの戦闘を中断するプロメテ。
「……お前達は一体何なんだ?セルパンに従っているのかと思えばそうでもない。だからってあの男とやらのために戦
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