第三十四話 イレギュラー軍の撃退
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滅びの運命…!そう…俺達は呪われた運命に魅入られた同じ仲間なんだよ!」
「…アタシ達はあんた達の仲間なんかじゃない!」
「いいえ…あなた達も私達と同じ…ライブメタルの…真の力を引き出せる…特別なロックマン…あなたが否定しようと事実は変わらない…全てはモデルVの意志のままに…」
「モデルVの意志だと?と言うことはセルパンは…」
「そう、ライブメタルは……意志を持つ生きた金属…心弱き者は…ライブメタルに支配される…」
その言葉にヴァン自身もモデルOに乗っ取られかけた経験があるために理解出来た。
「セルパン如きにモデルVを制御仕切れるわけがないだろう!奴ではモデルVを扱うどころか取り込まれるのがオチだ!だが、セルパンは良くやってくれたよ。モデルVを振り当て、イレギュラーロックマンと強力なロックマンの二人を誕生させる切っ掛けを作っただけでも充分役に立った。」
「つまりお前達は初めからセルパンを利用していたのか…!」
「何を企んでるのか知らないけど…絶対に許さない!」
ヴァンがアルティメットセイバーを抜き、エールもZXバスターを構えながらプロメテとパンドラを睨み据えた。
「…もう遅いわ…モデルVは…もうすぐ覚醒する…」
「もう少し俺達に付き合ってもらうぞ…破壊神と英雄のロックマン!!」
プロメテが鎌を構え、パンドラも浮遊しながら杖を構えるとヴァンとエールは同時に飛び出した。
「てやあっ!!」
「ふんっ!!」
「当たれっ!!」
「受けなさい…」
ヴァンのセイバーとプロメテの鎌が激突し、エールのチャージバスターとパンドラの電撃がぶつかり合う。
ヴァンとプロメテは燃え盛るビルを足場にしながらセイバーと鎌の光刃を高速で動き回りながらぶつけ合い、エールはモデルFXに変身して二丁のナックルバスターを構えた。
「行けっ!」
ナックルバスターの銃口から発射される変幻自在のショットをパンドラも電撃を放って相殺する。
「……強くなったわ」
初めて会った時は相手との実力差も理解出来ぬ少女だったというのにだ。
「良い手応えだヴァン!あのオンボロ船を襲撃して大して時間が経っていないのにここまで強くなるとはな!!」
「お前達が余計なことばかりしてくれたおかげでな!!」
鋭い目で自分を睨むヴァンにプロメテは笑みを深める。
「良い目だ…俺の目に狂いはなかった。お前は本当に強くなった…破壊神のロックマンに相応しいくらいになぁっ!!」
「チッ!!」
プロメテが強引にヴァンを弾き飛ばすと、空中で体勢を整えてバスターショットを引き抜くのと同時にチャージバスターを発射した。
「はっ!!」
プロメテが鎌を振るって光弾を両断する。
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