Mission
Mission2 アステュダメイア
(2) バー「プリボーイ」~ドヴォールの路地
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一緒に来るか? カナンの地には連れてってやれないけど、風呂とベッドなら貸してやれる」
ぱあっ、とエルの頬に朱が射した。思いがけない少女らしい顔に、ルドガーの鼓動も跳ねた。
パシャッ!
(……もはや慣れたぞこのパターン)
「ベストショット頂きました。エルの貌さいっこーに可愛かった」
エルは元から赤かった頬をさらに真っ赤にしてユティに飛びかかった。
「やだー! そのカメラかしてー! 今の写真消すー!」
「ヤダよこれユティの宝物なんだから!! 命の次に大事なんだから!!」
夜の路地でかしましく騒ぐ女子と幼女に通行人の目が集まる。ルドガーは居た堪れなかった。
「――僕たちがしっかりしないと、だね。ルドガー」
「そうだな……ジュードがいてくれてよかった。俺だけじゃ無理だったよ」
男子たちが苦笑いで囁き合う間も、女の子たちの饗宴は終わらなかった。
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