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魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
第63話 烈火の剣精
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クアットロ。

「このままじゃ間に合わないな…………」

カードリッジをフルロードして覇道滅封で吹き飛ばすか………?
そんな時だった…………

「ユニゾン…………イン………」

「なあっ!?」

俺の体が光に包まれ、刀が炎に包まれた。

『マ、マスター!?』

「ぐああああああああ!?」

体が熱い!?

全身炎で燃えてるみたいだ。
だが、その熱さも直ぐに落ち着いた。

「これは……………」

『はは、やっぱりアンタが私のロードだ……………』

炎………?融合騎………?ロード………?
こいつ、アギトか!?

『これからよろしくなマイスター!!』

「俺は有栖零治。残念ながら俺はマイスターじゃないよ、アギト」

『アギト?』

しまった!!つい名前を言ってしまった!!

『アギトか……………気に入った!!これから私はアギトだ!!』

あれ?元の名前はアギトじゃなかったのか?
…………まあ原作でアギトって呼ばれてるし、問題無いか。

しかし、何でアギトだって気付かなかったんだ……………
これじゃあシグナムがロードじゃ無くなってしまう…………

『マスター、悩んで無いで早くしないと死にますよ!!』

そうだ!!今はそんな事は後回しで逃げないと……………

「仕方ない………アギト、お前の力を借りるぞ!!」

『おおっ!!思いっきりやれ!!』

お前………ユニゾンしてると元気だな……………

『カードリッジ、フルロード!!』

俺は空中に飛び上がり、合成獣がうじゃうじゃといる辺りまで飛んだ。

「行くぞ!!全てを燃やす業火の炎!!緋凰絶炎衝!!」

全身に炎を纏い、斜めに下り、そのままさっきいた場所まで切り替えした。

『焼き尽くせ!!』

アギトの声の後、俺が通った道に炎が巻き上がる。
しかしアギトもノリノリだな…………

「凄い威力ね…………」

「空を飛べないとどうすることもできないな…………」

『凄いです!マスター!!』
『流石はアタシのロードだ!!』

「ロードじゃないよ、それより早く行こう!!」

俺が作った道を俺達は進むのだった。






「くそ、ディエチ、頼む!!」

「ISヘヴィバレル!!」

ディエチの砲撃で降りていたシェルターを吹き飛ばす。

さっき、研究所を爆破すると放送があった。
それを聞いて慌てて外へ移動している俺達だが…………

「くそっ、また合成獣か!!」

「どけ!!玄武剛弾!!」

両手で竜巻を作り出し、竜巻を相手に向かって放出。
合成獣は竜巻に巻き込まれ吹き飛んだ。

玄武剛弾は魔力弾として発射することもできるが、数が多く、固ま
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