暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
第63話 烈火の剣精
[6/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
が来るかもしれない。さっさと先に進もう」

「そうだな、早く見つけないとな…………」

零治達の方は大丈夫か…………?








「そらそらそらー!!」

ただいまトーレさん無双中。
来る魔導師を次から次へとばったばった倒している。

俺は生き残った魔導師に止めと、クアットロの援護。
もの足りないとかは思わないが、俺が来た意味あったのかな……………

「トーレお姉さま、正面の大きな扉に入りますわよ!!」

「了解した!!」

トーレさんはそのままのノリで扉を叩き斬り、無理やり中に入った。

「もう少しスマートに行きたいのですけど…………」
「あの様子じゃ無理だな…………」

入った部屋は何かの実験室みたいだ。
暗く、何があるのかまではハッキリ分からない。

しかし、右にはドアがあり、中には色々なディスプレイがあった。
そこから漏れる光で多少、部屋の中も見えるようになっている。

「もしかしてビンゴ?」

「そうかもしれませんわね。取り敢えずあっちのディスプレイを見てみましょうか………」
「私も行くぞ」

クアットロと、トーレさんは右のドアへと向かって行った。
しかし、俺は一番奥に何かが拘束されているのに気がついた。

「何だあれ?」

暗くてよく分からないが、赤い色っぽいのは分かった。
俺は気になったので近づいて見た。

「赤い…………妖精?」

そこに居たのは拘束された赤い小さな小人。

だけど、リリなのの世界に妖精なんていたっけ?
でもかなりの管理外世界があるわけだし、いる世界があってもおかしくないか………

取り敢えず俺は拘束具を外す為に近づいた。

パキッ

「ん?」

何かが割れる音がした。というか踏んづけた。
暗くて分からないな…………

「クアットロ!!明かりを付けられないか!?」
「ちょっとお待ちに!!えっと………これかしら…………」

そう言いながらクアットロは壁にあったボタンを着けた。

「おっ、ついたつい…………」

俺はそこから言葉を失った。

拘束されていた小悪魔の女の子。
本当に小人で、しかもどこかで見たことがあるような顔。

だけど、そんな事はどうでもいい。

俺が言葉を失ったのは、そんな事じゃない。

何も着てない体には無数の傷痕と注射痕。
明らかに何かのモルモットになっていた痕だ…………

さっき踏んずけたのは注射器みたいだ。
小人の女の子は顔色も凄く悪く、かなり衰弱している。

「おい、大丈夫か!?」

すぐさま拘束具を外し。近くにあった布切れで女の子を包み、抱き寄せた。

「しっかりしろ!!」

そう言うと女の子はゆっくりまぶたを開
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ