暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
第63話 烈火の剣精
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ロボットが使っていた物を小型化したものらしい。

なので自分の魔力を使う必要も無く、燃費が良い。
ただ破られると、再展開に少し時間が必要になるらしい…………

「IS、ランブルデトネイター!」

さっき天井に投げていたナイフが一斉に爆発した。
飛んでいた合成獣の殆どが爆発に巻き込まれている。

「凄いなフェリア………」

「これが私のISだ。手で触れた金属にエネルギーを流し爆発させる事が出来る。そしてこれが………」

そう言って空中にさっき持っていたナイフを複数展開した。
一体何を…………

「オーバーデトネイション!」

展開したナイフを、さっきの爆発でも落ちなかった合成獣に一気に発射した。
直撃したナイフは当たると爆破し、今度は完全に地上へ落とした。

「………凄いなフェリア」

「まあな」

俺も負けていられないな………………

『ご主人様、前方にまた来ます。数、3!』

俺も目視出来た。
なぜだか知らないけど縦に並んで来てる。

「よし、なら…………」

俺は右腕のミズチブレードを展開。
そして一気に一番前の合成獣に詰め寄った。

「地斬疾空刀!!」

魔力を纏わせた刃で3回斬り、下から一気に衝撃波の様に魔力を放出。
後ろにいた2匹含めて一気に吹っ飛ばした。

「よし!」

『見事です、ご主人様』

威力も上々、流石ジェイルと言った所だな。

「あ〜!!面倒だ、一気に吹っ飛ばす!!」
「「えっ!?」」

入口のドアを何とか開けようと奮闘していたディエチだったが、我慢できなかったのか、大きな銃を構え、チャージし始めた。

「おいディエチ、待て!!」
「ISヘヴィバレル!!」

フェリアの声も聞こえていないのか、ディエチはチャージしたエネルギー弾を発射した。
大きな音を上げ、扉はあったその場所には大きな穴が空いた…………

「これは確かにクアットロの言うことも分かるな…………」

事実、ディエチの顔はスッキリしている。

「だが、これでは合成獣が外に出てしまう!!」

「それも私に任せて」

そう言ってイノメースカノンを合成獣に発射した。
さっきとは違い実弾みたいだ。しかし、それは合成獣の目の前に着弾した。

「おい、ディエチ………」

「大丈夫だよ、チンク姉」

すると着弾した場所からガスが放出された。
ガスを吸った合成獣は崩れ落ち、その場から動かなくなった。

「バレットイメージ・エアゾルシェル、原生生物バージョンだよ。吸うと麻痺して暫く動けなくなる」

……………凄いなディエチ。
ただの弾だけでなく、特殊弾もあるのか…………

「よくやった………と言いたいが、さっきの爆発で魔導師
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