第63話 烈火の剣精
[4/11]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
機械音が響き、大きな音が鳴り響く。
「もうバレた!?」
「だが、クアットロのISは電子センサーも欺く筈、流石に早すぎではないか!?」
「…………二人共、四の五の言ってる場合じゃ無いみたいだぞ………」
俺はそう言いながらさっきまで檻の中にいたはずの生物達がこちらを見て唸っている。
「ディエチ、扉は?」
「ロックされている…………」
「先ずは外に出よう。こうなったら力づくで探すのみ!」
ナイフを取り出し、投げる姿勢を取るフェリア。
「そうだな、だけど先ずは目の前のアイツらだな」
俺も両腕のミズチブレードを構える。
本当は右腕のみのミズチブレード。左腕はスカさん特製のバリアを張れるようになっている。
「行くぞ、セレン」
『はい、ご主人様!』
俺達は合成獣と戦闘に入った……………
問題なく進んでいた俺達だが、いきなり大きな音が響いた。
「クアットロ!!」
「分かっていますわ。どうやら時間切れですわね…………来ますわよ!!」
見るとデバイスを構えた魔導師が横一列に並んでいる。
「私が前に行く!!零治はクアットロを頼むぞ!!」
「ちょ!?トーレさん!?」
トーレさんは勝手に言って勝手に突っ込んでしまった……………
「おい、くるぞ!!構えろ!!」
リーダー格の様な魔導師が叫ぶ。
「よし…………射て!!」
合図と共にトーレさんに向かって、一斉に魔力弾が飛び交う。
「ふん………遅い!!」
だがトーレさんはその全てを避けてみせ、一気に詰め寄った。
「速い…………」
『ライ様程…………いや、それ以上に速いかもしれません………』
「流石は戦闘機人の上から3番目だな」
「そうでしょ、トーレお姉さまは戦闘だけは凄いですから」
確かに凄い。
手足に生えたエネルギーの翼を刃として敵を一網打尽にしている。
あれがトーレさんのIS?
『マスター!後ろから魔力反応があります!!』
「増援だな…………クアットロ!」
「分かっていますわ、トーレお姉さまに続いてさっさと行きますわよ!」
トーレさんは相変わらずさっさと突っ込んでいってるけど孤立しないかあれ…………
「クアットロ、あれじゃトーレさんが孤立する!もっと速く走ってくれ!」
「む、無理言わないで!!私は頭脳派なのよ!?」
戦闘機人だろうが……………
「うおっ!?」
ライオン?の顔をした合成獣が炎を吐いてきた。
咄嗟に左腕を出す。
『バリアフィールド展開』
ジェイルが付けてくれたバリアフィールド。
あのダンジョン騒ぎで巨大
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ