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ドラえもん のび太の転生ロックマンX(若干修正版)
思い出のどら焼き
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・・」
「お、おい、エックス。お前どうしたんだ?いつの間にか泣いているぞ?」
ゼロに声を掛けられて気が付いた時、エックスは、いつの間にか自分が泣いていたことに気が付く。
「あっ・・・・・・あ、あまりにもおいしかったから!!つい!」
「そんなものか?まあ、確かに悪くはないと思うが・・・・・」
「ホッホホッホホ!エックスもどら焼きにやられたようじゃのう!」
ケインは、笑いながらエックスの肩を叩く。
こうして、出撃前の最後の晩餐とも言えるほんのささやかなひと時は過ぎ去っていくのだった。
シグマパレス
「この島がシグマの・・・・・・」
エックスとゼロは敵の勢力を分散させるべく、二手に別れてシグマのアジトがある島に乗り込んでいた。
「既にゼロが別ポイントから侵入しているはずだ・・・・・」
エックスは目の前のゲートをそっと覗くと警備が予想通り厳重だった。
「・・・・・・・いよいよ、シグマと戦うことになるのか。」
エックスは、自分の手を見る。
既に八人の特A級ハンターは倒れ、自分はここにいる。シグマを倒せば平和が戻り、負ければ世界がシグマの思うがままになってしまう。
今更後戻りはできない。
「・・・ドラえもん。俺のことを見守っててくれ。」
右腕をバスターに変形させ、エックスは入口へと走り出す。
「イレギュラーハンター エックスだ!!」
見張りがすぐに警報を発する。
『緊急事態発生!イレギュラーハンター エックスが現れた!直ちに全部隊応戦せよ!!』
メカニロイド、レプリロイドの編隊がエックスに迫ってくる。エックスは、バスターを放ちながらアジトの中へと突入する。
「行くぞシグマ!!お前の野望も罪もここで終わらせてやる!!」
『・・・・・・やっと乗り込んできたようだなエックス。』
シグマパレスの奥深くでVAVAは、専用のライドアーマーの上に腰を掛けながらエックスの侵入を察する。
『・・・・・早く来い、エックス。そして、俺と戦え。それですべてが決まる・・・・・・どちらが真に優れたレプリロイドなのかがな・・・・・クッククククク・・・・・』
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