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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga6-B遭遇〜Huckebein 1〜
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レだった。
「俺はこの前、ケンカを売ってきた馬鹿どもを殺った」
「あたしもナンパ達が鬱陶しかったからシメた」
「僕もこの前の食料調達で結構殺しましたしね」
「私もフォルティスと共に斬った」
ヴェイロン、アルナージ、フォルティス、サイファーと続き、フッケバイン最年少のステラは手振りで殺戮衝動に陥っていないことを伝えた。今すぐにでも殺人を行わないといけないレベルのメンバーは居らず、誰が強奪に行くかを決める方法は話し合いへ・・・。
「そういやさ、ビル兄は? いつもの筋トレ中?」
アルナージが誰にとも言わずに聞くと、「ええ、確か。ドゥビルはそう言えば最近、艦を降りていないですし、少しお願いしてみましょう」とフォルティスが通信を開く。
『どうした?』
空間モニターに映し出されたのは筋骨隆々とした半裸の男ドゥビル。フォルティスは彼に殺戮衝動が起きていないかを尋ねると、『今のところは問題はない』とドゥビルは答え、そして突然の問い掛けに疑問を持ち、何故そんな質問をしたのかと聞き返した。
「アルとヴェイロンが食料やお酒を消費しすぎたので、その補給を誰に頼もうかという話で」
『そうか。なら俺が行こう』
「助かります。・・・ヴェイロン、サイファー。君たち2人もお願いします」
「別に文句はねぇけど、なんで原因のアルが残るんだよ」
「アルのディバイダーは派手ですからね。下手に暴れて増援を呼ばれ、時間を掛けるのもバカバカしいですから」
「そういうわけで! ヴェイ兄、ビル兄、サイ姉! よろしく!」
アルナージの陽気な態度にヴェイロンは「チッ、しゃあねぇ」と頭をガシガシ掻いて、サイファーは「フッ」と小さく笑い、ドゥビルは無言のままで小さく頷いた。
「では僕はこの事をカレンに伝えておきますので、3人は準備を済ませておいでください。ステラは艦をダーハへ進ませてください。カレンも、食料調達となれば艦の移動も許してくれるでしょう」
フォルティスに敬礼してリビングを飛び出していくステラに続いて、ヴェイロンとサイファーもリビングを後にし、ドゥビルも通信を切った。残されたアルナージは食事を続け、その様子に苦笑いするフォルティスは、今は別行動中のカレンというメンバーに通信を繋げ始めた。
『はいはーい!
一家
(
みんな
)
のお姉ちゃん、フッケバイン一家首領カレン・フッケバインです!』
モニターに映るのは露出の激しい若い女性カレン・フッケバイン。彼女が言っているようにフッケバイン一家のリーダーである。カレンの背後にはさらに4人が居り、何やら話し合っている様子だ。
「おお! ライ兄、カイ兄、グラン兄、ロン姉も一緒なのか! おーい!」
アルナージがカレンの後ろの4人に手を振ると、4人が
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