暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga6-A遭遇〜T.C.〜
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さんがニヤニヤしてるのに気が付いた。こうして直接逢うのはかなり久しぶりだし、それを嬉しがってくれてるのかな?って思ったんだけど・・・。
「さ、車はこっちだよ」
「車は私が運転するからね〜♪」
「「え?・・え?・・・あれ?」」
ベンチに置かれたままのスポーツバッグに、私とエリオ君はフェイトさん達とバッグを交互に見て混乱。するともう1つのスポーツバッグを肩に提げてるアリシアさんが「あ、ごめん! 持ってきてー!」って言ったから、エリオ君が返事をしてバッグに近付いた。と、その時、バッグが小さく動いたと思ったら・・・
「どぉーん!!」
「「っ!!?」」
バッグから突然なにかが飛び出してきた。私は思わずエリオ君の背中に隠れて、ソレが何かを確認する・・・までもなく、「アルフ!?」だってことが判った。オレンジ色の長い髪に狼耳にしっぽ。私やエリオ君にとってはお姉ちゃんのような存在。それがアルフだ。
「久しぶりだな、エリオ、キャロ! しばらく逢わない間にまた大きくなった・・・のは、エリオだけか。キャロは全然伸びないな〜。ちゃんとご飯食べってか?」
バッグから飛び出した時の身長は5歳くらいだったけど、地面に降り立った時にはニョキニョキと身長が伸び始めて、なのはさん位の身長になった。そんなアルフに「ちゃんと食べてるんだけど・・・」って嘆息。エリオ君はぐんぐん伸びるし、ルールーもリヴィも・・・。
(ルーちゃんも女の子らしいスタイルになってるし、リヴィちゃんなんてモデルさんみたいなってるし・・・)
同じ歳でこの差はいかがなものか、ってずっと悩んでる。エリオ君たちに背を向けて、自分の貧相な胸をペタッと触って、「なんでかな〜?」って落ち込む。そんな私の肩に手を置いたアルフが「ま、そんなに落ち込むことないって。エリオだって、そんなの気にしないだろうし」そう耳打ちしてきた。
「えっ!?」
脳裏にチラッと浮かんでたのがエリオ君だって言い当てられたみたいで驚いた。アルフに振り向くと、アリシアさんと同じくらいにニヤニヤしていて、フェイトさんだけが「どうしたの?」って首を傾げた。
「いやさ? キャロがスタイ――」
「ああああああああああ!!」
エリオ君が居る中でそれだけは。必死に大きな声を出しながらアルフの口を押える。という、出だしから疲れちゃうことばかりだったけど、なんとかアリシアさんの運転するレンタカーに乗り込んで、ピクニックする場所のプレアの丘を目指す。
「そう言えばさ。ルーテシアとリヴィア、7月にミッドに来るんだよね?」
「あの子たちもインターミドルに出るって話だったっけ」
ハンドルを握るアリシアさんがそう言うと、後部座席に座る私とエリオ君の間に座るフェイトさんも続いた。
「
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