暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga6-A遭遇〜T.C.〜
[1/9]
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
†††Sideエリオ†††
最後の大隊による“イリュリア・クーデター事件”も終わって、管理世界も事件前に戻った。それと同時に犯罪発生率も元に戻っちゃったけど。
僕やキャロの親代わりとなってくれたフェイトさんやアリシアさんも執務官として管理世界の海を渡ってるけど、明らかに忙しくなったってぼやいてた。でも、そんな中でも休みを取ってくれて、僕たちの仕事先である第61管理世界スプールスにまで来てくれる。
「せいっ、やぁっ、たぁっ!」
日課の早朝練習、イメージの中の仮想敵との交戦。槍型のアームドデバイス“ストラーダ”を振るって、仮想敵に一撃、また一撃を与えていくけど、僕もそれ以上に一撃を貰っていく。
(やっぱりまだ、フェイトさんには勝てないな〜)
早朝練習の仮想敵は基本的にフェイトさん、そしてシグナム副隊ち――じゃなくて一尉。六課時代によく相手をしてもらっていたからイメージがしやすいんだけど、なかなかイメージの中でも勝てない。もっと精進あるのみだ。
「エリオくーん!」
一息吐いてたところで僕の名前を呼んだのはキャロだった。キャロも、フェイトさんとアリシアさんが親代わりとなってくれていて、初めて顔を合わせたのは機動六課時代。解散後は、ここスプールスで管理局の外部組織の1つ、自然保護隊で保護官としてキャロと一緒に働いてる。
「エリオ君。タントさんとミラさんが、待ち合わせの街まで車を出してくれるって」
キャロの周りを飛ぶ小さな飛竜フリードの首を撫でて、「え、そうなの?」って聞き返した。スプールスに常駐してる保護隊は12組あって、タントさんとミラさんは僕とキャロの上司で、第4班になる。
「うん。フェイトさんとアリシアさんにも挨拶しておきたいからって」
「そっか。うん、判った。ありがとう、キャロ、フリード」
「うんっ!」「きゅくるー!」
“ストラーダ”を待機モードの腕時計に戻していると、キャロが「はい。エリオ君」と近くの切り株テーブルに置いてあったタオルを手渡してくれた。それにお礼を言いながらタオルを受け取って、汗を拭い去る。
キャロやフリードと一緒に事務所兼住宅へ戻ると、「おかえり〜!」と迎えてくれたのは「ただいま、タントさん、ミラさん」だ。朝ご飯の用意をしてくれている最中で、僕とキャロは「手伝いますね!」とキッチンカウンターからダイニングテーブルにお皿を運ぶ。
「「「「いただきます!」」」」
食事前の挨拶をして、ミラさんの美味しいご飯をいただく。食事の間、フェイトさん達と今日はどこに遊びに行くかとか、キャロと数日前から考えてた予定を楽しく話し合う。そして朝ご飯とその片付けが済んだ後は、外出の準備だ。
「何か手伝おうか、キャロ?」
「あ、大丈夫。あとはランチボックスに詰め
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ