第三十三話 少女達
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ーとジルウェの様子に二人は目を見開く。
「モニターを見て二人共!」
「とうとう奴が…セルパンが動き出したんだ!!」
『繰り返す!全国民に告ぐ!!』
モニターから聞こえたセルパンの声にヴァンとエールの視線がモニターに向けられた。
『私の名はセルパン!!これよりロックマンによる人々の救済…プロジェクト・ヘブンを実行する!!究極のライブメタル・モデルVが間もなく復活する!!その時こそ新たな世界の幕開けとなる!!そして……モデルVの力で私は新世界の王となる!!』
「とうとう、この国の人達にまで本性を見せたか…」
「新世界の王…あんな奴が…ふざけないで!!」
セルパンの野望に怒りを覚える二人。
二人の後ろでモニターを見ていたプレリーとジルウェも表情を険しくする。
「あいつの好きにさせない…そうだよなエール?」
「ヴァン…ええ、セルパンはアタシ達が必ず止める!!」
『モデルVは進化を促す力だ!進化についていけぬ者はモデルVの糧となり私の力となる!進化についていけぬ者に生きる意味を与えてやろう!!お前達の怒りと恐怖…絶望が…負の感情がモデルVのエネルギーとなるのだ!!』
「プレリー様!エリアOの市街地にイレギュラーが大量発生しました!」
オペレーターからの言葉に全員の表情が緊迫したものになる。
「エリアO…近くだ…すぐに行ける!!」
「プレリー!アタシ達をエリアOに!!」
「分かったわ、私達ガーディアンも人々の救助とイレギュラーの侵攻を阻止するわ。あなた達はイレギュラーを指揮しているリーダーを倒して…ガーディアンベースをエリアOに向かわせて!!」
「「「了解!!」」」
プレリーの指示にオペレーター達は頷く。
「フォルスロイドは全て倒したから…あいつらだな」
ヴァンの脳裏にモデルVの遺跡で言い残したプロメテの言葉が脳裏を過ぎる。
“逃げる?そんなわけがないだろう。こんな狭い場所じゃ楽しめないからな…もっと広い場所で戦おうじゃないか…安心しろ、すぐにその機会が来る…絶望と怒りに満ちた良い舞台を用意してやる…楽しみに待っていろヴァン…!”
「そっか…プロメテの言っていたことはこれのことだったんだ…」
エールもプロメテの言葉を思い出したらしく、エリアOはプロメテの言う、自分達との戦いの舞台と言うことなのだろう。
「取り敢えず、今は休んで…落ち着かないかもしれないけど…少しでも疲れを取ってね」
プレリーの言葉に頷いてブリッジを後にするヴァンとエール。
「ヴァン!」
「サルディーヌか?」
「良かった…無事だったんだ…」
「ああ、心配かけてごめんな。それから最近相手にしてやれなくて悪かった」
自分に懐い
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