第三十二話 モデルV本体の発掘阻止
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ルパンが頭上を見上げたので、ヴァンとエールの視線もそれを追う。
見上げた先には禍々しい強大なプレッシャーを放つ巨大な金属の塊があった。
「まさか…これが本体のモデルVなのか…!?」
「ライブメタルなの…!?これが!?」
「そう!これが世界を支配する力…本当のモデルVの姿だ!!」
通常のライブメタル…モデルX達とは桁違いの大きさに二人はきょうがくし、その表情を見たセルパンは勝ち誇ったような笑みを浮かべた。
「感じるかね!?このプレッシャーを!少女の持つライブメタル達…そして古の破壊神の力すら、このモデルVの前では霞んで見えるだろう!この力が今!全て!ついに我が物となる!パンドラ!!」
後ろに控えていたパンドラを呼ぶセルパン。
「…………」
パンドラはヴァンとエールを交互に見ながら前に出た。
「あの二人は大切なお客様だ…もてなしてやってくれ」
「………分かった……」
「いよいよプロジェクト・ヘヴンは最終段階的に入る!そこで しっかりと見ていたまえ…新たな時代の幕開けをな…!」
転送の光に包まれたセルパンはこの場から消えた。
「待て!」
「モデルO…ロックマン………邪魔は……させない…」
「邪魔をするなら叩き斬る!!」
チャージセイバーを振るうヴァンに対してパンドラは杖の柄で受け止めるが、あまりの威力に表情が微かに歪んだ。
「ヴァン!こいつはアタシに任せて、セルパンを追って!!」
バスターを構えてチャージバスターをパンドラに放ってシャッターの前から退かすエール。
「任せた!」
ダッシュで移動し、シャッターを潜って奥へと向かうヴァン。
「……モデルOの…ロックマン…彼は…プロメテの……獲物………彼はプロメテに…任せる……あなたが私達の…仲間に……このゲームに参加する資格があるのか…テストするわ」
「アタシはお前達の仲間になんかにはならない!あんたを倒してセルパンを倒す!それだけよ!」
チャージバスターを発射するエールだが、パンドラは杖に乗ると不規則な動きをしながらかわしてエールにぶつかる。
「…どうしたの?…当たらないわ…」
「っ!」
咄嗟にセイバーで反撃しようとするが、すぐに間合いから離脱して属性を電気に変えると追尾性能を持った電撃を発射する。
「かわせる?」
「ダブルロックオン!モデルHX!!」
壁蹴りとモデルHXのエネミーアナライジングとエアダッシュを駆使してパンドラを解析しながら距離を詰めると再度変身する。
「ダブルロックオン!モデルLX!!」
オーバードライブを発動してハルバードで斬りつけると、パンドラの体が凍結した。
「っ…」
「どう!?」
「…調
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