第三十二話 モデルV本体の発掘阻止
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X、モデルZが続いた。
「我が言の葉は、水となり大地を潤す……グラキエス・パッシオ…」
「我が言の葉は、炎となり命を燃やす……フランマ・ウィース…」
「我が言の葉は、影となり忠義を誓う……ウンブラ・プロフェス…」
「我が言の葉は、光となり無限の可能性を照らす……ルーメン・インフィニタス…」
「我が言の葉は、勇気となり信念を支える……フォルティトゥード・クレド…」
最後のモデルZのパスコードのデータがモデルZのパスコードに対応したロックに吸い込まれたことで扉のロックが解除された。
「さあ、行こう!」
「後は…お前達次第だ」
モデルXとモデルZの言葉に二人は頷くと、エールは再びモデルZXへと変身して、扉を潜っていった。
扉を潜った先は今まで通ったエリアとは全く違っていた。
入ったばかりなのに微かに感じるモデルVのプレッシャー。
モデルV本体から相当離れているはずなのに感じると言うことは相当な力を宿している証拠だ。
「…………」
「ヴァン、大丈夫?」
「いや、大丈夫だ…急ごう」
モデルVのプレッシャーによってモデルOが刺激されたのか、今までとは比較にならないくらいにモデルOが騒がしい。
顔色が悪いヴァンをエールは心配するが、時間はあまり残されていないのでここで時間を潰すわけにはいかない。
途中で鷹を彷彿とさせるメカニロイドが出現して襲い掛かってくるが、モデルHXに変身したエールがエネミーアナライジングで弱点を調べる。
「あいつの弱点は頭部みたい」
「ならそこを集中攻撃だ」
オーバードライブを発動したヴァンがバスターショットを構えてセミチャージバスターを連射し、エールもオーバードライブで強化したダブルセイバーで連続で斬りつけると、あっさりとメカニロイドは沈んだ。
二人はメカニロイドが沈黙したことを確認すると、急いで奥へと進んでいく。
敵を蹴散らしながら進んで奥の古びたシャッターを抉じ開けると、何かの建造物だったのか、切断されたコードが動いていたり、未だに機能している部分がある。
「何だこれは?」
「遺跡と言うよりも壊れた建造物って感じ…もしかして、この遺跡ってラグナロクの残骸なのかな?」
「……多分、そうかもな。大きめの残骸が遺跡化したのかもな」
周囲を見渡すと、歴史の教科書や博物館で見たことのある旧世代のメカニロイドやレプリロイドの残骸がチラホラと見える。
確かあれはバリアントだっただろうか?
今では考えられないが、メカニロイドに近い簡易的な電子頭脳を持ち、電子頭脳を簡略化する代わりに戦闘力を大きく向上させ、装備変更を可能にすることで汎用性に特化させた戦闘用レプリロイドだ。
昔話と言われ
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