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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
Pには変わり者しかいない/酒飲み一番勝負
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さぁなんの勝負なんだと唾を飲み込む。
するとドレイク船長はどこからともなく一升瓶を取り出し、机にドン!と置いた。
「酒飲みだ。アタシに勝ったら契約してやるよ。」
?
酒飲み勝負。
同時に酒を飲み始め、相手より多く飲んだ方が勝者となる。
しかし相手はサーヴァント。さらに俺は酒を飲んだことのない未成年。
それじゃあ面白くないとのことで、ドレイク船長は特殊なルールを設けた。
「ここにいる全員が一人でも残ったらアンタの勝ち。全員酔い潰れればアタシの勝ちだ。悪くないだろう?」
ここにいる全員が勝負に参加する。
悪く言えば全員巻き込んでの戦いだ。
バーソロミューもマキさんも当然参戦。
たまたま今日このお店に来ていた人達も強制参加だ。
かわいそうに…。
「ウチはそういうところじゃないんだけどナー。」
「いいじゃないモリアーティさん。私こういうどんちゃん騒ぎは大好きよ?」
不服そうなアラフィフ。
だが彼のマスターでありここの店長である京子さんが彼をなだめた。
「楽しそうですね。僕も参加していいですか?」
「「マキさん!?!?!?」」
笑顔で手を上げ参加の意思を示したのはマキさん。
確かにマキさんはお酒を飲める人だが嗜む程度のハズ。
彼女はこれから始まる勝負の過酷さが分かっていないんじゃないだろうか?
しかしそれに対しドレイク船長は当たり前じゃないかと参加を認めた。
さっきも言っていたが強制参加だ。
参加の意思は肯定されても退出の意思は否定される。
ちなみにアラフィフとそのマスターは不参加ね。
審判もとい誰かがズルしないか見張り役だってさ。
「同志。この勝負に勝てる見込みはあるのか?それとも必勝の方法でも?」
あまりに不安なのだろう。
バーソロミューがコッソリ耳打ちし、俺に何か作戦はあるのか聞いてきた。
「いや、まず無理ゲーだし作戦もねーよ。ただ…」
そもそもこんなこと始まるなんて聞いてすらねぇ。
しかも相手はサーヴァントな上かなりの酒豪と聞く。
このまま大真面目に勝負すれば負けるだろうが、ここで何かズルをしたとしてもダメだろう。
なので、
「ハンデを付けてくれたんだ。"それ"を最大限利用するまでだぜ。」
やれることはやる。
俺がもちかけた勝負だ。だったらやってやろうじゃないか。
俺なりのずるいやり方でな!
「信じるぞ同志…、そしてマキさんの為に共に勝とう!」
「ああ、それだけは同意する。」
さて、いきなり始まった酒飲み勝負。
勝利の女神はどちらに微笑むのか。
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