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提督はBarにいる。
春を味わう筍料理・4
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「あらあら、パパはモテモテなのねぇ?」

 そんなやり取りを楽しそうにからかう陸奥。少しイラッとしたが、気にせず話を進める。

「そういう訳にもいかんだろ?明日は確か他の鎮守府に出向いて演習の予定だろうに」

 たとえ沈む恐れの無い演習だとしても、寝不足という集中力を欠いた状態でやらせるのは問題外だ。下手な怪我をする可能性もあるしな。

「む〜……」

 それでもジャーヴィスは頬を膨らませて、動かないとの意思表示を続ける。

「仕方ねぇなぁ……〆にもう一品作ってやるから、それ食ったら寝ろよ?」

「うん!」

 現金な奴め、誰に似たんだか……ったく。



《夜中に食べても罪悪感少な目!春雨の酸辣湯麺風》※分量2人前

・春雨:40g

・筍:40g

・キクラゲ(乾燥):2g

・豚挽き肉:50g

・ニンニク:1片

・生姜:1片

・万能ネギ:1/3束

・油:大さじ1

・水:400cc

・鶏ガラスープの素:大さじ1

・紹興酒(無ければ普通の酒でOK!):大さじ1

・酢:大さじ1

・醤油:大さじ1

・オイスターソース:小さじ1

・水溶き片栗粉:小さじ4(片栗粉、水各小さじ2)

・塩、胡椒:少々

・ラー油:小さじ1〜




 さて、作っていこう。まずは春雨とキクラゲを袋に書いてある通りに水で戻し、春雨は食べやすい長さに、キクラゲも適当な大きさにカット。万能ネギは3cm幅の斜め切り、筍は千切りに。ニンニク、生姜はみじんぎりにしておく。

 フライパンに油を引き、ニンニクと生姜を炒めていく。香りが立ってきたら豚挽き肉と紹興酒を入れて炒める。肉の色が変わってきたら、水、鶏ガラスープの素を加えて煮る。

 スープが煮経ってきたらキクラゲ、筍を加えて全体をかき混ぜ、酢、醤油、オイスターソース、春雨、万能ネギを加えて更に3分程煮込む。

 味見をして塩、胡椒で味を整えたら、水溶き片栗粉でとろみを付けて火を止める。器に盛り付けて仕上げてラー油を垂らせば完成。

「さぁ出来たぞ、『春雨の酸辣湯麺風スープ』だ」

 辛いのが苦手だというジェーナスは、ラー油控えめにしてある。

「いただきま〜す!」

 ジャーヴィスは器用に箸を使い、ズルズルと春雨を啜っていく。最初は『麺を啜るなんてはしたない!』なんて騒いでいたが、最近は随分と日本に馴染んだらしい。

「どうだ?美味いか」

「うん!」

「そっちの2人はどうだい?」

「うむ……少し酸味がきついが、悪くはないっ!」

「ラーメンとは少し違うけど、これも美味しいわ!」

 ネルソンとジェーナスはまだ啜るのに馴れていないのか、フォークで
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