暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンZXO〜破壊神のロックマン〜
第三十話 時間の合間に
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だったなんて……」

ライブメタル達から話を聞いて何となくモデルVのオリジナルについては見当はついていたが、流石にモデルVの基となった物には驚いた。

当時のことを思い出したのか、プレリーの声には疲れが混じっていた。

宇宙空間で崩壊していく衛星兵器…そしてその残骸による流星。

今でもあの時のことは昨日のことのように鮮明に思い出せる。

“お兄ちゃん”がしたことは結果的に後の世にイレギュラーを生み出すことだったのだろうか?

いや、そんなことは決してない。

彼がいたからこそ、今の人間とレプリロイドが共存する世界が生まれたのだから、彼のしたことは決して間違ってはいない。

「そうだよね、お姉ちゃん…」

プレリーの呟きは静かに部屋に響いて、消えていった。
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