第39話 猛将の根源
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ャルマン大佐はそういうと、俺に向けて手を差し出した。
「こちらの事はすべて任せて、存分に仕事をしてくれ。貴官の代わりはファイフェル少尉がやってくれるだろう」
「少尉のことも宜しく面倒を見てやってください」
「二人ともファイフェルに甘いのう」
爺様はわざといじけたような口ぶりで顎をさすりながら応えると、その鋭い眼が俺を真正面から見据えた。
「ジュニアも気をつけるんじゃぞ。言うまでもないが、貴官は白刃の橋を渡っておるんじゃからな?」
「承知しております」
「本物は手ごわいぞ。儂が保証する」
その本物が何を指しているのか、爺様がはっきり理解していると承知した上で改めて背筋の整った敬礼を俺はするのだった。
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