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デブ猫の過去
第一章
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 それでというのだ。
「それからですね」
「一緒に住む様になって」
「今ではですね」
「こうなりましたね」
 見事に太ったというのだ。
「本当に」
「そうですね、じゃあ今から」
「狂犬病の予防接種ですね」
「それします」
「ニャッ!?」 
 トラは阪井の手に注射が出たのを見てだった。
 いよいよ暴れようとした、だが藤井がそのトラを掴んで固定し。
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