第二十九話 研究所の防衛
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ァンが無表情で佇んでいたが、エールが近付いたことで瞳の色が紅から翡翠に戻る。
「ヴァン…大丈夫!?」
「エール…あ、ああ…大丈夫だ。」
「大丈夫なわけないでしょ!?爆発をまともに受けたじゃないの!後で医務室に行きなよ!!」
「分かった分かった…それより…」
プロテクタスがいた場所にデータの塊が浮かび、それはモデルPへと吸い込まれていく。
「どう?」
「うむ…失われた力を取り戻すことが出来た。しかし、取り返したパスコードは修復にしばしの時を必要とする。来るべき時がきた時、パスコードをお主達に託そう」
モデルPも力を取り戻したことで全てのライブメタルが完全体となったので、後はパスコードの修復を待つのみだ。
ヴァンは近くに落ちている二枚のデータディスクを回収して、小型端末に挿し込むが、まるで読めない。
「……駄目だ。破損が酷すぎて読めない…少しやり過ぎたからな」
頑丈なディスクだから原型は保てているが、内部データが破損してしまっており、内容がさっぱり分からない。
『ガーディアンベースでなら修復出来るかもしれない。ミッションレポートと一緒に、こっちに送ってもらえるかしら?』
「分かった。近くにトランスサーバーがあればいいんだけどな」
奥のシャッターを抉じ開けて進むと、トランスサーバーがあり、早速ミッションレポートと共にデータディスクを送った。
そして二人もガーディアンベースへと帰還した。
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